経営学部では、地域社会や職業現場で即応できる能力を持った人材の育成を目指しています。
四国の経済界をリードする経営者に経営の実際を聴く「総合科目」やインターンシップなど「本物の社会を体験する授業」を通して、社会に適応できる実践力の開拓にも力を入れています。
また、コミュニケーション力やグループ活動力、企画力などを身に付ける授業もあります。
企業経営コース
営業や製造、販売の仕事など、1つの企業の中にもさまざまな仕事があります。このコースでは、それぞれの仕事の役割や方法をよく理解し、積極的に実践できる人材を育成します。
経営情報コース
経営者や社員は、いかにして企業の現状を把握するのか。企業やショップの運営に必要な情報を集積し、適切なタイミングで情報を提供するために、情報システムが必要です。企業の情報化に貢献できる人材を育成します。
会計コース
企業が経営するためにお金を「いくら集める必要があり、何にどのくらい使えば良いのか?」などを考えます。あるいは、IT化・国際化が進む中での会計情報を活用できる人材を育成します。
スポーツ経営コース
健康・スポーツに関わる職業に就くためには、健康・スポーツ科学系科目とスポーツマネジメント系科目の両方をバランスよく学習することが重要です。このコースでは、経営学の勉強を通じてスポーツをより多面的にとらえられる人材を育成します。
メッセージボード
学部教員によるメッセージブログ『いつかユキチ』(毎週金曜日更新)
経営学部教員が日々の取組みについて、ちょこっとつぶやく、ブログっぽいコンテンツです。週1回の更新を目標にしています。
文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」
文部科学省では、大志あるすべての若者をはじめとした日本人が、海外留学などの新しいチャレンジに自ら一歩を踏み出す気運を醸成することを目的として、留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」を実施しています。
学部・学科の目的
経営学部経営学科は、豊かな人間性の涵養に努めるとともに、経営、経営情報及び会計の各分野における高度の学理と技能を備え、それを企業経営活動に応用して地域の活性化や社会の要請に応えることのできる有能な人材を育成することを教育研究上の目的とする。
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
経営学部は、自ら考え、判断し、行動できる力、すなわち社会人として活躍できる力を身に付け、地域を元気にするために活動できる人材を育成します。このために設置した全学共通科目と専門科目の体系的な履修を条件として、学士(経営学)を授与します。学位授与に至るまでに修得すべき資質・能力は以下の通りです。
- 経営・情報・会計などに関する基礎的知識から専門的知識まで体系的に修得し、組織においてその知識を適切に活用することができる。
- 現代社会の様々な問題に関心を持ち、多様な立場の人々と的確にコミュニケーションを図るとともに、リーダーシップを発揮することで問題解決に取り組める。
- 卒業後も継続して新たな目標を設定し、達成に向け積極的にチャレンジできる。
- 自己管理力、責任感、周囲への配慮、倫理観などを持ち、チームワークを重視した社会性を持った行動ができる。
- グローバル社会においても自らの力を地域社会に役立てようとする志を持ち、ビジネスや起業などの活動を通してその発展に貢献できる。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
経営学部は、自ら考え、判断し、行動できる力、すなわち社会人として活躍できる力を身に付け、地域を元気にするために活動できる人材を育成します。このことから、経営学部では以下のようなカリキュラムを編成し、学生が目的達成に取り組める学修環境を提供します。
- 広範で多様な経営学の基本的知識や専門的知識の修得と実践的な考え方を養成するために、全学共通科目と専門科目を設けている。専門科目には専門共通科目と専門コース科目がある。専門共通科目は、経営学を学ぶ上で必須の基礎的知識と技能を修得するための科目群である。専門コース科目は、各自の個性と目標に応じて、体系的に専門領域を学修するために2年次から選択できる履修コース毎に設けられた科目群である。履修コースには、企業経営コース、会計コース、経営情報コース、そして、スポーツ経営コースの4コースがある。
- 現代社会の様々な問題に関心を持ち、その問題を解決するためのコミュニケーション能力やリーダーシップなどの諸能力を養成する。そのため、多くの少人数授業を設置し、小グループ毎に情報収集・討議と発表を行うアクティブ・ラーニングを実施している。
- 簿記検定、販売士検定、そして、経営学検定などの社会で役立つ資格取得のための科目を設置するとともに、積極的にボランティア活動などの社会での活動に参加することを奨励している。
- 自己管理力、責任感、周囲への配慮、倫理観などを持ち、チームワークを重視した社会性を持った行動を身に付けるために1年次から4年次まで、ゼミナールを中心とする個別指導や多くの演習形式での少人数教育を実施している。
- 地域の活性化や地域社会への貢献のために必要な能力を理解し修得するために、地域の企業を自ら調査・分析する研究を行なう授業、実際に地域企業を対象とした企業観察やインターンシップなどの実習を実施している。
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
経営学部は、自ら考え、判断し、行動できる力、すなわち社会人として活躍できる力を身に付け、地域を元気にするために活動できる人材を育成します。このことから、経営学部では以下のような学生を求めています。
- 企業のしくみや組織の運営に必要な知識を身に付ける意欲を持っている。
- 現代社会で起こっている様々な問題に対して関心があり、解決しようとする意欲を持っている。
- 課外活動、ボランティア活動、資格取得などに熱心に取り組み、入学後もチャレンジしたいと考えている。
- 豊かな人間性を育み、チームワークを大切にし、社会性を身に付けたいと考えている。
- 起業などを通して、地域の活性化に貢献し、地域社会の指導者をめざそうと考えている。
カリキュラムの特色
実社会にふれる地域連携の体験型授業が充実。
いま学んでいることが実社会のなかでどのように役立つのかを知ることは、学びを進めていく上で大きな励みとなります。経営学部の新カリキュラムでは、地元企業との連携を強化し、実際の仕事の現場をリアルに体験。学びと実社会とを照らし合わせながら、学習の理解をさらに深めます。
学びと就職が結びつくキャリア教育を実践。
自分はどんな仕事に就きたいのか、どんな仕事が適しているのかという思いを明確にしていくため、1年次という早期からキャリア教育を導入。キャリアとは何かを考える「キャリア開発」や「キャリア開発演習」などの授業によって、適した仕事を自ら選択し、夢を実現できる力を育てます。
取得可能免許状・資格・称号
免許状
- 高等学校教諭一種免許状(商業)
- 高等学校教諭一種免許状(情報)
資格
- 上級ビジネス実務士資格
- 上級情報処理士資格
- スポーツリーダー資格
学部がサポートする検定試験
- 日商簿記検定
- リテールマーケティング(販売士)検定
- マネジメント検定
- 基本情報技術者試験
- TOEIC
- ファイナンシャル・プランニング技能検定
- ITパスポート試験
- 実用英語技能検定
チャレンジしたい資格
- 税理士
- 公認会計士
- 宅地建物取引士
- 中小企業診断士
- プロジェクトマネージャー
- 行政書士
- 社会保険労務士
インターンシップ
- 2年次のインターンシップでは、実際の仕事の現場を体験し、今学んでいることが企業現場でどのように役立っているのかを知ることで、学びと実社会とのかかわりに対する理解を深め、3年次から始まる本格的なインターンシップの基礎とします。
- 3年次のインターンシップでは、実際に就職を意識した企業実習を行います。自身が目指すキャリア像が現実に妥当なものなのかを確認し、また自身が望む職業人となるためにこれから何をすべきかについて考える機会とします。
就職情報
教員一覧
教員(専任)一覧
学部長 藤原 泰輔
職 名 | 氏 名 | 専門分野 |
教 授 | 藤原 泰輔 | 経営学 |
教 授 | 末包 昭彦 | 経営戦略、地理学 |
教 授 | 蓮井 明博 | 経済学、経営学、地域研究 |
教 授 | 松繁 寿和 | 経営学、経済学、教育学 |
教 授 | 佃 昌道 | 情報学 |
教 授 | 稲井 富赴代 | 日本語教育、日中異文化コミュニケーション |
教 授 | 正岡 利朗 | 経済学 |
教 授 | 神部 順子 | 情報教育 |
教 授 | 山口 直木 | 情報科学 |
教 授 | 髙塚 順子 | 経済政策、地域経済学、公共経済学 |
教 授 | 奥原 貴士 | 財務会計、簿記、経営分析 |
教 授 | 浮穴 学慈 | 情報科学 |
准教授 | 平畑 博人 | 教科教育学(商業)、教師教育、学校経営 |
准教授 | 花城 清紀 | コーチング学(ハンドボール)、スポーツマネジメント |
准教授 | 岡本 丈彦 | 経営経済学、経営学史、コーポレート・ガバナンス、 経済倫理・企業倫理 |
講 師 | 日笠 倫周 | マーケティング、商学、消費者行動 |
講 師 | 石田 裕明 | 財務会計、財務諸表分析、経営分析 |
講 師 | 村山 昂 | 危機コミュニケーション管理論、経営戦略論 |
助 教 | 奥田 直希 | 体育・スポーツ経営学 |
専任教員数 19名
授業科目、授業計画(シラバス)、授業の方法及び内容等
ゼミナール活動
1年次から始まる少人数制のゼミナールで、経営・情報・会計など、興味のある分野を探究します。担当教員は、勉強面では卒業論文まで指導し、学生生活や就職に関する相談まで親身に対応します。
学 年 | 科 目 名 | 内 容 |
1年次 | 基礎演習Ⅰ・Ⅱ | 大学生として勉強するための基礎的なスキルを身に付けます。 特に、講義の聴き方、ノートの取り方、本の読み方、興味のある事柄を調べる方法、調べたことをレポートや論文にする際の書き方、WordやExcelを使った文章・表・図の書き方などを修得します。 |
2年次 | 演習Ⅰ・Ⅱ | 専門コースの中から1つを選び、自分の将来に適合したコースに所属します。 本演習では、コース教員の指導のもとで、基礎演習Ⅰ・Ⅱで修得した知識・技能を基礎として、さらに情報の収集・意見の発表・討論を行うために必要な知識と技能を身に付けます。 |
3年次 | 演習Ⅲ・Ⅳ | 所属するコースの教員の中からゼミナールを決定し、各ゼミナールの研究テーマを中心に少人数で、読書後の発表や討論、特定の事柄に対する討論、あるいは研究報告などを行います。これまで学んできた知識を総合・発展させながら自己の考え方としてまとめ、効果的に発表できる能力を身に付けます。 |
4年次 | 卒業論文 | これまで学んできた教養科目および専門科目で修得した知識と技能の証として卒業論文を作成します。 |
専門ゼミナール(3・4年次)紹介
学生募集要項
お問い合わせ
組織的授業改善への取組み
高松大学経営学部は、平成18年度に全面的に改組し、地域と連携した学びを特徴とした教育課程を編成ました。経営学関連の専門知識を持ち、人間力と実践力を兼ね備えた人材の育成を目指して、少しずつ成果を上げているところです。また、地域社会に貢献できる職業人育成を目的としています。その一環として「就職品質の向上」というスローガンの下に、ゼミナールでの学生指導や学科とキャリア支援課との連携を図った個別指導を積極的に行ってきました。この活動は、内定内容、内定時期という就職品質改善のためにリテラシーレベル向上と真剣に就職活動に取り組む学生を増やすものでした。この活動の結果、上場企業等に内定する学生数の増加、内定時期の早期化が図れつつあります。
さらに、経営学部では、高松大学・高松短期大学の全学部学科で取り組んでいる年2回開催のFD研修会や学科別の研究授業には全員が参加し、教員個々の授業改善にも取り組んでいます。
今後は、段階的に履修する専門科目の明確化、資格取得に向けた履修科目の体系化などカリキュラムや授業内容の検討を行います。