ビオトープの水辺の横に小さなお花が咲いています。
近くで見ると
こんなお花です。
ねじれているから「ネジバナ」
なるほど。
今日は、あまりなじみのないお花をちょこっとご紹介します。
ネジバナはラン科 ネジバナ属の小型の多年草で、湿っていて日当たりの良い、背の低い草地に良く生育します。開花時期は5月~8月で、5mmほどの小さな花を1個~3個花茎に密着させてつきます。
漢字で書くと「捩花」と書きます。そのままですね。
なんとも覚えやすいお花ですね。
ぜひ実物の捩れているところを見てほしいです。
掲載日:2022.06.10
きれいに咲いたさくらも散り始めました。
ビオトープもいろんな樹々から新芽が出たり、花を咲かせたりと春らしい顔を覗かせています。
しかし、
春?秋?いやいや冬??
奥の枯葉の木は、決して枯れ木ではありません。
ちゃんと新芽も出てきています。
元気です。
このように枯れても葉が落ちない性質のことを枯凋性(こちょうせい)といいます。
落葉樹は、冬になると葉が老化して葉と枝の間に離層(葉っぱを枝から落とす働きをする細胞層)ができ葉が落ちますが、木の種類によっては、離層が不完全なものがあり、枯れ葉になっても枝に葉っぱがついていることがあるそうです。
このように季節がわからない光景もそろそろ終わりそうです。
見慣れた光景の中にも、言われてみれば、、、みたいな発見がありますね。

掲載日:2022.04.11
ここ最近、穏やかで暖かい日が続いていますね。
きれいにさくらが咲きました。
あっという間に満開です。
今回は、『目で楽しむさくら』と『美味しいさくら』の花の違いです。
大きな違いは、花のつき方です。
『目で見楽しむさくら』の桜の木の花は、枝から直接花芽が出ますが、
『美味しいさくら』のさくらんぼの木の花は、枝から伸びる段々のくびれに花芽がつくそうです。
-
-
桜
-
-
さくらんぼ
どちらもバラ科サクラ属の分類で、樹木自体見た目の違いはあまりなく、苗木で見分けるのは難しいようです。
『美味しいさくら』のさくらんぼは、今が花の見ごろです。
美味しい前に、ぜひ目でも楽しんでみてください♪
いろんな楽しみ方ができる樹木です。
今年もミツバチさん頑張ってくれたかな?
去年のような美味しい『さくらんぼ』が待ち遠しいです。

掲載日:2022.03.17
今回の投稿は、ビオトープの中での発見ではないですが、植物の成長のお話です。
ビオトープ横の通路にプランターが置かれています。
発達科学部の佐々木先生が、種から育てたり、苗を植えたりされて大切に育てているお花たちです。
どの花をどこに並べようかと色々考えているそうです。
その中に、菜の花がありました。
左右のプランターは同じ時に種を蒔いて、同じように小さなポットで育てていたそうです。右のプランターの方は、左に比べて2週間遅く植え替えしたそうです。
今ではこんなに大きさが違います。
小さいポットのままでは、だんだん土の栄養が減ってきたり、根がこれ以上伸びることができなくなると成長が遅くなります。
右の菜の花たちも、やっと広いところにお引越ししたので、これから大きく、逞しく育ってきれいな黄色い花を咲かせてくれると思います。
今回は植物の育つ環境についてのちょっとしたお話でした。
掲載日:2022.02.09
みなさんはこの植物が何か分かりますか?
これはアケビという植物です。
学生の中には、知っているという子が少数で、「サツマイモにしか見えん」なんていう子も何人かいて、最近ではあまり馴染みがないのかもしれませんね。
今日は『アケビ』についてご紹介します。
アケビは、東アジアが原産のアケビ科アケビ属の植物で、日本各地で自生している落葉つる性低木です。花は、4月から5月頃に1本の木に雄花と雌花に分かれて咲きます。実は、楕円形をしていて、9月から10月頃に熟すると、縦に割れて、中から白い果肉が見えてきます。これがアケビの食べごろのサインです。
熟したアケビの果肉は、ゼリー状で優しい甘さがあります。ですが、見た目がちょっと、、、と思いますね。
ゼリー状の果肉には、ビタミンCが多く含まれていて、美白効果があるそうです。果肉の中には、黒い種がたくさん入っています。種を食べると便秘の原因になるそうですので気をつけてください。
アケビを漢字で書く場合は「木通」が一般的のようです。
今が旬の「アケビ」がビオトープに実っています。ぜひ近くで見て、触って、観察してみてください。
掲載日:2021.10.29