クヌギとコナラ

秋の風物詩のひとつにどんぐりがありますね。
ビオトープにもどんぐりが落ちはじめ、お散歩でやってくる高松東幼稚園の園児たちが楽しそうにひろっている声がキャンパスをにぎわしています。
こちらはポピュラーなどんぐり、コナラ。
沖縄を除く日本全国に広く分布しています。
うろこ状の浅い殻斗(かくと:“ぼうし”や“はかま”と呼ばれている部分)にスマートな堅果(けんか:どんぐりの実の部分)がつきます。
コナラと同じく、雑木林の代表的な樹木のひとつ、クヌギ。クヌギのどんぐりは大きく丸く、殻斗はもじゃもじゃでかわいらしいフォルムをしています。
ビオトープにはこの2種類のどんぐりの木がありますよ。学内を散策しながら、転がっているどんぐりに秋を感じてみてくださいね。

掲載日:2023.10.19

ぎんなんの実が落ちだしました

イチョウの葉が黄色く色づいてきて、学内でもぎんなんの実が落ちだしました。
イチョウには雌雄があり、実がなるのは雌の木です。道々にみかけるイチョウの木も見比べてみてください。ぎんなんが落ちている木と落ちていない木があるのは雌雄の違いなのです。
実の匂いは強烈なぎんなんですが、実から種を取り、水洗いして、乾燥させてと手間をかければ、味わうことができます。
ぎんなんを素手で触るとかぶれることがあるので、ぎんなん拾いをするときは防水の手袋を着用してくださいね。また、匂いがついてしまうので、靴で踏んだりしないように注意してください。
ところで、「銀杏」という漢字。正しい読み方はなんでしょう?
実は、「イチョウ」を漢字で書くと「銀杏」になり、「銀杏」は「ぎんなん」とも読む。日本語は難しいですね。

掲載日:2023.10.17

金木犀が香ってきました

朝晩が涼しくなって、秋の訪れとともにふわっと香り始める金木犀(キンモクセイ)。
学内でも金木犀が香ってくるようになりました。金木犀の開花時期は9月中旬~10月下旬といわれていますが、気温が高いほど開花時期は遅くなるそうです。咲いている期間は1週間程度ですので、このわずかな期間、金木犀の香りを楽しんでくださいね。

掲載日:2023.10.16

ハナミズキが実をつけました

図書館前の中庭にあるハナミズキは、2013年短大秘書科の30周年記念事業で植樹されたものです。春に白やピンクの花を咲かせ、この時期になると赤い実をつけます。これから緑の葉っぱもだんだんと赤くなり、もう少しした学内でも紅葉を楽しめるようになりますね。

だんだんと冬に向かって彩りがなくなっていく風景の中で赤くつやつやと光を放つハナミズキの実。中庭を通るときに、鑑賞してみてください。

掲載日:2023.10.03

10月2日 彼岸花

今年の9月は気象庁が統計を取り始めた1898年以降で最も暑い夏となったようです。
10月に入ったと思うと秋の空気となり、朝晩と昼間の気温差が大きくなりました。
すると、先週は固く小さな蕾であった「彼岸花」が満開になりました。
左側が9月27日の様子、右側が10月2日の様子です。

そして、今年も白色の彼岸花が咲きました。
白色の彼岸花は、赤色の彼岸花と黄色い彼岸花(鍾馗水仙)の自然交配種と言われているようです。

彼岸花は、球根から花が出てきて、その花が枯れた後に葉が成長するようです。
葉がない状態で花が咲いているのですが、冬に葉を繁らせ春に枯れ、秋に花を咲かせます。
秋の彼岸の頃に花を咲かせるのでこの名がついたようですが、曼殊沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれています。
彼岸花の花や茎そして球根まで、すべての部分に毒が含まれていると言われており、特に、球根の部分には強い毒が含まれていますので注意が必要ですね。

掲載日:2023.10.02