本学の建学の精神のひとつに「対話にみちみちたゆたかな人間教育をめざす大学」とあります。対話は双方向の会話であり、その糸口は「気づき」です。
気づきがあって初めて人は会話を始めます。気づきを得るひとつの学びとして、本学では「実践の場」を用意しています。実習やインターンシップ、地域活動など、疑似体験ではない「社会」が語りかけてくる言葉は、厳しいかもしれません。しかし、五感を通して得られる気づきに満ちた学びのなかに、学問の府としての豊かさがあると考えています。
また、本学は学生、保護者、教職員が三位一体となって学生の成長を考えようとしています。親子間に教職員の言葉が介在することで、学生に気づきが芽生え、対話が生まれ、将来を主体的に構築していく基盤が創造されます。
香川県は教育に対する意識の高い県であり、なかでも高松市は四国経済の中核都市でもあります。そこに位置する本学は、地域に根ざし、地域に貢献するという視点においての実践教育に対して、非常に高いポテンシャルを持っていると言えます。学問体系に基づいた理論と、気づきを生む実践を通して、知的な粘り強さや社会をたくましく生き抜く力を持つ人間を育てるのが、本学の姿勢です。
教育方針
「学生のための大学であること」を指導の根幹に据え、建学の精神を体現化した研究室活動・演習(ゼミナール)活動をベースに教育責任を果たし、本学の社会的責任を遂行するため、つぎの教育方針をさだめる。
- 学生のための大学であることを自覚し、「より良い教育の開発工夫と実践」を最優先課題とする。
- 学生一人ひとりの対話を基本として学生の教育指導に当たる。
- 学生指導に当たっては、人としての基本的人権及び人格を最大限尊重し、学生の利益を最大限に尊重する。
- 教育活動においては、学生の理解度を正確に認識するとともに、内容・方法等についても、自己点検・評価を常に行い、よりよい教育の実践をめざして、つねに自己改善をはかる。