高松大学は、附属研究施設「高松大学子ども研究所」を平成21年10月1日に開設しました。
今日、核家族化、少子化、経済の悪化、環境問題等が進み、教育環境が激変する中、育児放棄、虐待、いじめ、不登校、体力低下、学力低下など、子どもを取り巻くさまざまな問題が複雑にからみあっており、その課題解決が迫られています。
本研究所は、高松大学発達科学部・高松短期大学保育学科の専門的な機能を生かし、専任教員がスタッフとなり、そのような子どもに関する諸問題の研究はもちろん、子育て情報の提供、子育てや発達の相談、教育・保育に携わる方々の研修など、子育て全般に関する支援を行い、地域社会への貢献をめざします。
これまで、絵本読み聞かせや特別支援教育に関する講演などを行いました。(詳細は「子育て講座」を参照してください。)
今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
研究所開設に至る歴史
本研究所のルーツは、昭和31年に設置された幼児研究所です。
幼児研究所は、高松幼稚園の創設者達が幼児研究への熱い思いで設けたもので、今日まで半世紀以上の歴史を刻んでいます。
その後学校法人高松学園(後の四国高松学園)が認可され、高松東幼稚園の経営を始めました。 そして母なる女性の教育が必要であるとの認識から、昭和44年、高松短期大学児童教育学科(現保育学科)を開学しました。
また、平成8年に高松大学(経営学部)を開学し、平成18年には発達科学部を開設しました。 そして、かつての幼児研究所のように、関係者の熱い思いからこの子ども研究所を開設しました。