「瀬戸内国際芸術祭2025」夏会期に参加しました
本学は、「瀬戸内国際芸術祭」の開催当初から学生ボランティア等で参加しており、この夏会期から、初めて会場の一つに加わった、さぬき市(志度・津田エリア)において、ボランティアやワークショップ、実行委員会などに、学生・教員が参加しました。
「瀬戸内国際芸術祭2025」夏会期のボランティアとしては、大きく3つのグループが活動しました。
高松大学の授業科目「香川学」を受講する学生たちは、観覧者の受付及び誘導、他会場や会場周辺の観光地・施設の案内を行い、120名を超える学生それぞれが、訪れた方々に対して、笑顔で親切、丁寧に接し、外国から来られた方々にも臆することなく対応する様子が見受けられました。
高松短期大学の授業科目「ボランティア」を受講する学生たちは、「箸袋」の製作を行い、学生個々が工夫を凝らすとともに、楽しみながら作業に従事しました。
高松大学経営学部の学生延べ約40名は、休憩所を訪れた方々に対して、さぬき市が作成したアンケートへの回答を呼びかけました。県内外から観覧に訪れた方々はもちろんのことですが、地元の皆様やさぬき市の関係者など、多くの方々と話すことができ、コミュニケーション能力を高めることができました。
また、津田エリアにおいて、「『さぬき市×高松大学・高松短期大学×高松東高校』夏休み特別ワークショップ」と題し、夏休みの自由研究にもピッタリな海にまつわる内容で、小学生が家族で楽しめるワークショップを開催しました。
また、津田エリアにおいて、「『さぬき市×高松大学・高松短期大学×高松東高校』夏休み特別ワークショップ」と題し、夏休みの自由研究にもピッタリな海にまつわる内容で、小学生が家族で楽しめるワークショップを開催しました。
高松大学発達科学部の「チリメンモンスター(チリモン)探しワークショップ」は、瀬戸内海と外国の海、大阪湾で獲れたチリメンジャコ(しらす干し)に混ざった小さな生き物(チリモン)を探し出して観察し、飾りつけるという内容で、教員1名が講師となり、学生3名がサポート役を務めました。参加した小学生はピンセットなどを使って「チリモン」を探し出し、実体顕微鏡で観察したり、作品を作ったりと、家族と一緒になって、飽きることなく熱心に興味を持って活動に取り組み、家族で触れ合う姿が印象的でした。
高松短期大学保育学科の「流木造形・親子ワークショップ」は、海岸に流れついた流木を用いて生き物をテーマに作品を創り上げる造形教室で、教員1名が、じっくりとコミュニケーションを取りながら製作指導を行いました。参加した小学生は、流木の面白い形を組み合わせながら、家族と一緒になって1作品を仕上げると、創作意欲が湧き、大作を含め、2作品、3作品と仕上げていきました。嬉しそうに作品を抱えて持って帰る姿はどこか誇らしげでした。
瀬戸内国際芸術祭サポーター「こえび隊」として女木島等のボランティアに参加した学生たちを含め、「瀬戸内国際芸術祭2025」夏会期での地域の皆様との交流を通して、また少し成長したように感じられました。
本学は、地方自治体、地元産業界、各種団体の皆様との相互の連携・協力を強化し、交流を促進することにより、地域の振興および発展に資するために連携協定等を締結しており、さぬき市とは、令和3年8月に、地域振興・産業振興、子育て支援、教育・文化・スポーツ振興、人材育成等における連携協定を締結しました。
今後も、地域の皆様との連携を深め、更なる地域の活性化、地域課題の解決及び人材育成に寄与することをめざしてまいります。