学生が修得すべき知識及び能力

どのようなカリキュラムに基づき、何を学ぶことができるか。本学では、教育上の目的を達成するために体系的な教育課程を編成【教育課程編成・実施の方針】しています。また、その学修成果を重視し、幅広い学びを保証するため【学位授与の方針】を定めています。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

高松大学

高松大学は、「卒業認定・学位授与の方針」に基づき、全学共通科目や専門科目およびその他必要とする科目を体系的に編成し、効果的な授業を実施します。

  1. 全学共通科目については、豊かな人間性を培い、幅広い教養を養うとともに、基礎学力を強化し、学部の専門科目との接続を図るため、多様な学習機会を提供する。
  2. 専門科目については、専門分野を深化させ、学問探求の方法を身に付け、課題に気づき、解決する力の育成を図るため、体系的な教育課程を編成する。
  3. その他必要とする科目については、多様な免許や資格の取得を図るため、必要に応じて開設する。
  4. 授業については、講義、演習、実験、実習もしくは実技を適切に組み合わせ、多様な指導方法により、効果的に実施する。
  5. 学修成果については、個々の学生の学修状況を様々な直接的・間接的方法により把握し、各科目のシラバスに定めるところに基づいて測定し、多面的に評価する。
経営学部

経営学部は、自ら考え、判断し、行動できる力、すなわち社会人として活躍できる力を身に付け、地域を元気にするために活動できる人材を育成します。このことから、経営学部では以下のようなカリキュラムを編成し、学生が目的達成に取り組める学修環境を提供します。

  1. 広範で多様な経営学の基本的知識や専門的知識の修得と実践的な考え方を養成するために、全学共通科目と専門科目を設けている。専門科目には専門共通科目と専門コース科目がある。専門共通科目は、経営学を学ぶ上で必須の基礎的知識と技能を修得するための科目群である。専門コース科目は、各自の個性と目標に応じて、体系的に専門領域を学修するために2年次から選択できる履修コース毎に設けられた科目群である。履修コースには、企業経営コース、会計コース、経営情報コース、そして、スポーツ経営コースの4コースがある。
  2. 現代社会の様々な問題に関心を持ち、その問題を解決するためのコミュニケーション能力やリーダーシップなどの諸能力を養成する。そのため、多くの少人数授業を設置し、小グループ毎に情報収集・討議と発表を行うアクティブ・ラーニングを実施している。
  3. 簿記検定、販売士検定、そして、経営学検定などの社会で役立つ資格取得のための科目を設置するとともに、積極的にボランティア活動などの社会での活動に参加することを奨励している。
  4. 自己管理力、責任感、周囲への配慮、倫理観などを持ち、チームワークを重視した社会性を持った行動を身に付けるために1年次から4年次まで、ゼミナールを中心とする個別指導や多くの演習形式での少人数教育を実施している。
  5. 地域の活性化や地域社会への貢献のために必要な能力を理解し修得するために、地域の企業を自ら調査・分析する研究を行なう授業、実際に地域企業を対象とした企業観察やインターンシップなどの実習を実施している。
発達科学部

発達科学部は、高松大学の教育課程編成・実施の方針をふまえ、乳幼児期から学童期における子どもの健全な成長・発達の姿を究明します。そして、個々の子どもに応じた望ましい成長・発達を支援するための専門的知識と技能および実践的能力が身に付くように以下の方針に基づいてカリキュラムを構成しています。

  1. 子育てに関する基礎的総合的カリキュラムとして「子育て支援に関する基礎科目」をカリキュラム全体の筆頭に置き、現代の多様な教育・保育ニーズに対応するため、専門分野別の基礎力を形成するカリキュラムとして以下の科目を配置する。
    ①「子どもの心の育ちを支える科目」②「子どもの体の育ちを支える科目」③「子どもの知性の発達を促す科目」④「特別な支援を必要とする子育てを支える科目」⑤「子どもの音楽教育に関する科目」
  2. 建学の精神にある「理論と実践の接点」を開拓すべく、実習を初めとする教育・保育の実践の場での経験を、以下に示す学生の資質形成に有効に活用する。
    • 教育者・保育者に求められる使命感・倫理観の涵養をめざす。
    • 教室での学びを教育・保育の実践と関連づけて理解することをめざす。
    • 教育・保育の実践の場で活躍する職員、多様な専門性を有する人材、そして保護者とのチームワークの在り方を実践的に学ぶ。
  3. 教育・保育に関する研究能力を涵養し、学生の問題解決能力の向上を図る。
    • 1年次の基礎演習や児童学研究法によって、大学での学びへのスムーズな導入を図り、主体的な学びの姿勢を形成する。
    • 少人数によるゼミナールでの研究活動を通して、問題を自ら発見し、多様な情報収集・分析能力の技法と能力の獲得を図る。
    • 論理的に判断し、それを適切な方法で表現する能力の獲得を図る。

高松大学大学院

経営学研究科

本研究科では、「修了認定・学位授与の方針」に基づき、共通科目や専門科目およびその他必要とする科目を体系的に編制し、効果的な授業を実施します。

  1. 経営、会計に関する専門科目と関連する共通科目といった二本立ての授業科目を設置し、きめ細やかな指導体制を構築している。
  2. 高い専門知識と組織の経営課題に応える解決能力を身に付けるために、経営コースと会計コースを設けている。
  3. 修士論文の作成及び発表を通して、調査・研究能力とプレゼンテーション能力を高める教育を行う。
  4. 社会人が学びやすいように長期履修制度等、柔軟なカリキュラムを整備するとともに、一年修了制度(学部からの五年一貫プログラム)により効率的な学修を可能としている。
  5. 学修成果については、個々の学生の学修状況を様々な直接的・間接的方法により把握し、各科目のシラバスに定めるところに基づいて測定し、多面的に評価する。

高松短期大学

高松短期大学は、「卒業認定・学位授与の方針」に基づき、全学共通科目や専門科目およびその他必要とする科目を体系的に編成し、効果的な授業を実施します。

  1. 全学共通科目については、豊かな人間性を培い、幅広い教養を養うとともに、基礎学力を強化し、学科の専門科目との接続を図るため、多様な学習機会を提供する。
  2. 専門科目については、専門分野を深化させ、学問探求の方法を身に付け、課題に気づき、解決する力の育成を図るため、体系的な教育課程を編成する。
  3. その他必要とする科目については、多様な免許や資格の取得を図るため、必要に応じて開設する。
  4. 授業については、講義、演習、実験、実習もしくは実技を適切に組み合わせ、多様な指導方法により、効果的に実施する。
  5. 学修成果については、個々の学生の学修状況を様々な直接的・間接的方法により把握し、各科目のシラバスに定めるところに基づいて測定し、多面的に評価する。
保育学科

保育学科は、卒業認定・学位授与の方針に掲げた4つの資質能力を身に付けるとともに、広く子育て支援に資する人材を育成するために、体系的なカリキュラムを編成しています。

  1. 保育士資格および 幼稚園教諭二種免許状取得のための課程を開設し、「保育学と教育学」「心理学と社会福祉」「保健学と栄養学」「保育・教育の内容と方法」「実習」「総合的演習」の科目群および全学共通科目を系統的構造的に配列することにより、専門的知識や技能の修得のみならず、主体的に取り組み、課題に気づき、解決する力を育成する。
  2. 研究室制度を基盤とした研究室活動を通して、学生と教員が豊かな対話を実現し、周囲と協調しながら取り組む態度を養うとともに、主体性や判断力、表現力を高める。
  3. 卒業認定・学位授与の方針に掲げられた「保育学科のめざす保育者像:子育て支援や福祉を通して、地域に積極的に貢献するとともに自己研鑽し続ける保育者」の具体的到達目標との関連性が明確に示されたシラバスの定めるところに基づいて学修成果を測定し、評価する。
ビジネスデザイン学科

ビジネスデザイン学科は、職業人、社会人として必要な能力や態度を育成するために、全学共通科目や専門科目を体系的に編成し、効果的な授業を実施します。

  1. 全学共通科目については、豊かな人間性を培い、幅広い教養を養うとともに、基礎学力を強化し、学科の専門科目との接続を図るため、多様な学習機会を提供する。
  2. 専門科目については、ビジネスの基本知識やマナーを身に付けるための共通専門科目と職業人としての高度な専門知識や技能を身に付けるためのコース別専門科目をバランスよく配置し、理論と実践の体系的な教育課程を編成する。
  3. 個々の学生の将来設計に沿った専門知識を身に付けるために、
    ①簿記やパソコンなどのビジネススキルと、接客や電話応対などの実践的なビジネスマナーを兼ね備え、将来、銀行や一般企業の事務職として活躍できる人材を育成する「ビジネス秘書コース」
    ②医学・薬学の専門知識と、診療報酬請求事務や医事コンピュータの操作方法などの医療事務に関する実務能力を兼ね備え、将来、医療事務スタッフとして活躍できる人材を育成する「医療事務コース」
    ③様々なビジネススキルや語学力・プレゼンテーション能力と、インバウンドにも対応できる能力を兼ね備え、将来、一般企業の事務職員・受付、ショールーム・ホテル・グランドスタッフ、販売担当者として活躍できる人材を育成する「グローバルビジネスコース」
    の3つのコースを設置し、各コースの目標を達成するための科目を設け、体系的な教育課程を編成する。
  4. 各コースに目標とする検定を設定し、1年次前期から集中的な指導を行い、就職活動を見据え、1年次の終わりまでに多くの検定を取得し、実践的な専門知識や技能を身に付ける。また、コース担当教員による少人数の研究室制度を設け、1年次から演習を重ね人間性や実践力を高め、さらに、2年次には多様な実習経験を積んで就職に結び付ける。
  5. ボランティア活動をはじめ多様な社会貢献活動を実施し、地域との連携・交流を通して学生の人間的成長を支援する。
  6. 学修成果については、個々の学生の学修状況を様々な直接的・間接的方法により把握し、各科目のシラバスに定めるところに基づいて測定し、多面的に評価する。

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

高松大学

高松大学は、「教育目標」に基づき、全学共通科目や専門科目およびその他必要とする科目を体系的に学則に定める成績評価のもとに124単位以上を修得し、以下の資質や能力などを培うとともに、卒業要件を満たした学生に卒業を認定し、学士の学位を授与します。

  1. 豊かな人間性や主体的に生きる力
  2. 課題に気づいて解決する力や社会に貢献できる力
  3. 学部が示す専門的知識や技能および実践的能力
経営学部

経営学部は、自ら考え、判断し、行動できる力、すなわち社会人として活躍できる力を身に付け、地域を元気にするために活動できる人材を育成します。このために設置した全学共通科目と専門科目の体系的な履修を条件として、学士(経営学)を授与します。学位授与に至るまでに修得すべき資質・能力は以下の通りです。

  1. 経営・情報・会計などに関する基礎的知識から専門的知識まで体系的に修得し、組織においてその知識を適切に活用することができる。
  2. 現代社会の様々な問題に関心を持ち、多様な立場の人々と的確にコミュニケーションを図るとともに、リーダーシップを発揮することで問題解決に取り組める。
  3. 卒業後も継続して新たな目標を設定し、達成に向け積極的にチャレンジできる。
  4. 自己管理力、責任感、周囲への配慮、倫理観などを持ち、チームワークを重視した社会性を持った行動ができる。
  5. グローバル社会においても自らの力を地域社会に役立てようとする志を持ち、ビジネスや起業などの活動を通してその発展に貢献できる。
発達科学部

発達科学部は、本学の教育課程において厳格な成績評価のもと、卒業要件を満たし、学部が示す知識・能力や態度・志向性を身に付けた学生に対して卒業を認め、学士(発達科学)の学位を授与します。学位授与に至るまでに修得すべき資質・能力は以下の通りです。

  1. 教育・保育に携わる者に求められる高い使命感・倫理観や豊かな心を持っている。
  2. 教育・保育に必要な知識を幅広く体系的に理解するとともに、その知識体系を教育・保育の実践と関連づけて理解できている。
  3. 子どもの育ちを支えるために必要な教育・保育の実践力を有する。
  4. 子どもとはもちろんのこと、保護者や子育てに関わる人々と十分なコミュニケーションをとることができ、また、多様な専門性を持つ人材と協力・協働できる。
  5. 子どもの教育・保育にかかる諸問題を自ら発見し、その問題を解決することができる。
  6. 教育・保育に関する多様な情報を収集・分析して、論理的な思考力と創造力を用いて適切に判断できる。
  7. 教育・保育に係る資質向上に向けて継続的に学ぶ能力を持っている。

高松大学大学院

経営学研究科

本研究科では、「人材養成の目標」に基づき、共通科目や専門科目およびその他必要とする科目を体系的に学則に定める成績評価のもとに30単位以上を修得し、以下の資質や能力などを培うとともに、学位論文の審査及び最終試験に合格した学生に修了を認定し、修士(経営学)の学位を授与します。

  1. 経営学に関連する優れた専門知識を身に付けている。
  2. 企業や自治体、NPO等の組織で高度な課題に応えられる能力を有している。
  3. 税理士・会計士等の職業会計職に就く場合、それに必要とされる基礎的能力を身に付けている。
  4. 研究者をめざす場合、博士後期課程へ進学するための素養を有している。

高松短期大学

高松短期大学は、「教育目標」に基づき、全学共通科目や専門科目およびその他必要とする科目を体系的に学則に定める成績評価のもとに62単位以上を修得し、以下の資質や能力などを培うとともに、卒業要件を満たした学生に卒業を認定し、短期大学士の学位を授与します。

  1. 豊かな人間性や主体的に生きる力
  2. 課題に気づいて解決する力や社会に貢献できる力
  3. 学科が示す専門的知識や技能および実践的能力
保育学科

保育学科は、「保育学科のめざす保育者像:子育て支援や福祉を通して、地域に積極的に貢献するとともに自己研鑽し続ける保育者」の具体的到達目標として掲げた以下の4つの資質能力を身に付けた学生に卒業を認め、短期大学士(保育学)の学位を授与します。学位授与に至るまでに修得すべき資質・能力は以下の通りです。

  1. 子どもの命と成長に対し誠実に向き合う使命感と倫理観
  2. 自分に厳しく、子どもと保護者に温かく接することのできる豊かな人間性
  3. 高度な専門的知識と的確な洞察力や判断力
  4. 多彩な保育活動を創出する基礎技能を基盤とした保育実践力
ビジネスデザイン学科

ビジネスデザイン学科は、以下のような資質や能力を身に付けた学生に卒業を認め、短期大学士(ビジネスデザイン)の学位を授与します。学位授与に至るまでに修得すべき資質・能力は以下の通りです。

  1. 豊かな人間性と、社会人としての幅広い教養や国際感覚
  2. 基礎的能力(高い倫理観、情報収集・分析力、問題発見・解決力、コミュニケーション能力等)
  3. 職業人としての専門知識や技能

大学 発達科学部 子ども発達学科 経営学部 経営学科

大学院 経営学研究科

短期大学 保育学科 ビジネスデザイン学科