2010
【演題】 「ADHD・アスペ系ママ  へんちゃんのポジティブライフ」

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  • 【日時】 平成22年7月10日(土)13:00~15:00
  • 【場所】 高松大学 本館1階多目的ホール
  • 【講師】 笹森理絵氏(2005年NHK障害福祉賞優秀賞受賞)

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2010子育て講座

~講演を終えて~

特別支援教育においては、発達障害の子どもについて、さまざまな研究が進められていますが、これまで発達障害を抱えているご本人の話を聞く機会はほとんどありませんでした。
高松大学子ども研究所では、今回、ADHD、LD,アスペルガーなどの発達障害を個性に変えて前向きに活躍されている、NHK教育テレビ「ハートをつなごう」でおなじみの笹森理絵さんをお迎えし講演会を開催しました。

当日は、学生や教育関係者だけでなく、発達障害の子どもをもつ保護者、医療関係者など様々な立場の方々約180名にご来場いただきました。
笹森氏は、発達障害の当事者(ADHD、算数のLD、アスペルガー症候群)としてばかりでなく、発達障害のあるお子さんの母親として、また障害児・者への支援者として活躍されていらっしゃいます。

今回の講演会では、当事者としての苦悩や葛藤、「叱られ、励まし続けられた」生い立ち、そして32歳で発達障害と診断されてからの、前向きな生き方や喜びなどを、具体的な体験を通して話してくださいました。

また、長男で高機能自閉症のくーちゃんの成長を通して、ポジィティブなとらえ方をしている様子や「障害を個性にかえた子育て」を分かりやすく話してくださいました。
聴講者を魅了し、元気を一杯与えてくれた「講演」の内容、「対談・質疑応答」等を掲載しましたのでぜひご覧下さい。
「へんちゃん」こと笹森理絵氏のお話は、聴く人の心に元気と勇気を与えてくれました。
パワフルな子育てぶり、発達障害がゆえの苦労話も明るさとポジィティブさでとても分かりやすく話してくださいました。
関西弁と讃岐弁でのテンポのよいお話しぶりは、時間の経つのも忘れさせるものでした。
化石発掘から始まり、釣りや写真撮影、バイクツーリングなど多彩な趣味で人生を楽しんでいる様子からは学ぶことが多くありました。

今回の講演会では、たくさんの方から質問や感想が多く寄せられました。「今」、発達障害の子どもたちへの適切な支援方法が強く求められていることを痛感しています。
子ども研究所は、これからも子育て全般への支援を行い、地域社会に貢献できるよう活動してまいります。

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