FP資格を取ろう!

●FP(ファイナンシャルプランナー)とは?
FP(ファイナンシャルプランナー)とは、財政・家計(ファイナンシャル)の計画を立てる人という意味です。
人はそれぞれに叶えたい夢があり、思い描くライフプランもさまざまです。それを実現するうえで欠かせないのがお金です。多くの人が「自分に合った保険は?」「年金だけで老後は大丈夫?」「子どもの教育費用の準備は?」「住宅の購入費用は?」などの不安を抱かえています。
そこで、こういった不安を解消するために、個人の将来の生活を考えながら、年金、民間保険、金融、税金、不動産、相続など、いろいろな側面からお金についてのアドバイスをしてくれる人、それがFPです。
●国家資格「FP技能士」の概要
FP資格は社会経済情勢の変化によってFPの必要性が高まり、2002年4月に職業能力開発促進法に基づき「ファイナンシャル・プランニング技能士」(以下、FP技能士)という国家資格(名称独占資格)が誕生しました。
FP技能士の称号は「FP技能検定」の合格者に与えられ、1級FP技能士から3級FP技能士までの3等級があります。学生の皆さんには初めの一歩として、実質的に誰でも受検できる3級FP技能士の取得をおすすめします。
3級FP技能検定は学科試験と実技試験があり、毎年度5月、9月、1月に実施されます。出題は二択または三択問題で構成され、解答はすべてマークシート方式となっています。出題範囲は「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」と広範囲ですが、FPの基礎的レベルで出題され、学生の方などはじめてFP資格を目指す方にふさわしい出題内容となっています。
●学生にとってのFP資格取得の意義
FP資格の取得はビジネスパーソンとして、キャリアにも大きな広がりを与えてくれます。
特に金融機関や不動産関係などに就職する場合には必須の資格となっていますが、これらの業種でなくても、顧客の生活が理解できるということや自身の将来の生活設計がきちんと立てられる従業員ということでFP資格は多くの企業で重視されています。
そして、自分自身の「生活」のためにもFP資格取得は大きな意義があります。自分の生活設計を立てるスキルを身につけることにより、夢の実現や目標達成のために日常生活で何が必要なのかを知ることができ、ライフプランも明確になるはずです。
「ファイナンス入門」「ファイナンス論」の授業では、「3級FP技能士」資格の紹介と資格取得のための基礎力の養成を図りますので、お金と生活設計に興味がある方の受講をお待ちしています!!(鈴江 一恵、丸山 豊史)