新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年はお正月休みが短めで、気が付けば仕事が始まってしまった・・・というような感じもいたしますが、皆さまはどのような年末・年始をすごされましたか?
私はここ最近、年始に地元・岡山にある由加山へ初詣に行っています。由加山といえば、神社とお寺が併設されているのですが、今回は由加山蓮台寺にお参りして、その後はこちらの推命おみくじ(http://yugasan.jp/omikuji/)のコーナーへ。このおみくじは運試しというよりも、今年の心構えをいただくといった趣向のもので、なんと、50万以上のデータに基づき、生年月日と男女別に四柱推命に照らした結果のようなおみくじがいただけます。今年は厄年明け、良い結果を期待したのですが・・・なかなかと厳しい内容でした。しかし、備えあれば憂いなし。しっかりと用心しながら、素敵な1年にしていきたいものです。
そして、今年の年末・年始、私にとってはTVドラマが楽しみの一つでもありました。年末にはNHKの朝の連続テレビ小説「あさが来た」の総集編等が、年始にはTBSの新春スペシャルドラマ「百年の計、我にあり 知られざる明治産業維新リーダー伝」が放送されていました。昨今、幕末・明治期を題材にしたドラマが多く放送されていますね。時代が移り変わる過程で、多くの日本人が日本をより良くするために活躍していたからこそ、題材も多く、魅力的なドラマが作られているように感じています。
なによりも、私にとってこの時代は研究対象でもあります。西洋諸外国から新しい制度、技術等を日本の旧来の文化等を上手に融合させつつ取り入れていくこの時代に、講義で勉強してもらっている複式簿記も輸入されます。先陣を切って西洋簿記書の邦訳を試みたのが、一万円札でおなじみの福澤諭吉です。「あさが来た」でも、武田鉄矢さんが演じる福澤が登場しましたし、あさも『学問のすゝめ』を読んでいましたよね。この他にも福澤はたくさんの著書を執筆していますが、その一つ、西洋簿記の邦訳を試みた著書が1873~74(明治6~7)年に出版された『帳合之法』(計4冊)です。当時の知識人としても名をはせていた福澤ですが、なぜ西洋簿記書を邦訳したのでしょうか?
この答えを探すべく、来月発売予定の『企業会計』(中央経済社)3月号をぜひ拝読ください!当号の特集は、「福沢諭吉の会計学『帳合之法』と近代日本の幕開け」です。(津村 怜花)
明けましておめでとうございます。