演習Ⅳ「フィールド・リサーチ」

先日、ゼミの学生達と、経営の現場へ調査に行ってきました。今回、お伺いさせて頂いたのは、北浜alleyというところになります。
この地域は高松の中でも、海が目の前に広がっている場所にあり、波止場の倉庫街というイメージが強いエリアなのですが、古くは(江戸時代の頃でしょうか)商人で賑わっていた城下町の一角であったとも言われています(すぐ近くに高松城跡があります)。このような歴史的な背景もあり、ここ10年で、倉庫建築の骨組みを活かした複合商業施設としてリノベーションされてきたス ポットです。
今回の調査では、お店の内装や商品の配置について観察したり、お店の立ち上げにまつわるお話をオーナーさんからお伺いしたりしました。

食べログ的な写真で恐縮ですが、この写真にはパンダの人形が写っています(目を凝らして見てみてください)。お店の1Fには、倉庫の骨組みを活かした動線的な配置がなされており、様々なところにこだわりが見られるお店です。
ここのお店と同じオーナーさんが、最近リノベーションをされて、できあがった町屋旅館になります。
北浜住吉というお名前の旅館なのですが、住吉というのは、かつてここに住んでいた方のお名前だそうです。坪庭や床の間があり、細やかなしつらえが、部屋に入った人の心を穏やかにさせてくれます。
ご協力頂きました北浜alleyの皆様に、この場をお借り致しまして御礼を申し上 げます。また、調査に協力してくれた学生の皆さん、初めての体験だったと思いますが、大変頑張ってくれました。ありがとう!(小川 智健)