ネコだらけのマーケティング

いやあ、春ですね~というより、近年、いきなり夏が来てしまうことが多くなってきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私のGWは、なぜかほとんどがプラモづくりに費やされてしまいました。ある特殊な塗料を買いに、はるばる丸亀にある模型屋まで車を走らせたことぐらいがGWらしいこと、なのかもしれません…。
私の趣味や好きなものは、プラモづくり以外にも大量にあるのですが、今日取り上げるのは、ドラえもんです。私の母親が、藤子F先生のファンだったため、小さな頃からずっと『ドラえもん』や『パーマン』をビデオ鑑賞していたため、私もその魅力に取りつかれ大好きになったというわけです。
どれくらい好きかというと、
・劇場版ドラえもんのDVDを集めている。
・ドラえもんの手袋やぬいぐるみ、お弁当箱などグッズを持っている。
・劇場版ドラえもんの予告編を見て、どの作品なのかを瞬時にあてることができる。
・好みの男性のタイプはドラえもんだ。
・劇場版『帰ってきたドラえもん』が始まる前の『東宝株式会社』のクレジットの部分で泣くことができる。
……これくらい、好きです!!
さて、ドラえもんは、藤子F先生の作品の中で、最も長い間放送されている作品になるかと思いますが…私のゼミの学生さんが、ゼミでとある興味深い資料を見せてくれました。それがドラえもんに登場するキャラクターの新旧比較およびマンガとの比較の資料でした。(さすがにここで公開するわけにいかないので、検索等で調べてみてくださいね。)
「改めて比較してみないと、こんなに違っていたと気付かなかった」とゼミのメンバー全員で驚いてしまいました。ここで注目したいのが、旧アニメ版と新アニメ版(2005年度以降)のキャラクターの違いです。旧アニメ版のキャラクターの方が、少し大人びているというか、背も高くて、顔も小さめといったところでしょうか。新アニメ版では、「しずかちゃんが痩せてる!」と学生たちが驚いていたように、全体的に細身で、顔が大きめで、子供っぽくかわいく見えるようにキャラクターがデザインされ直されています。実は、サンリオで有名なキティちゃんのデザインでも同じことが言われています(キティちゃんのデザインも毎年変わっています♪)。
これはどういうことかというと、赤ちゃん顔(顔に対して目が大きめで、丸顔)に近づけることで、消費者が「可愛い!」「好き!」と感じ、そのキャラクターに親しみ、好感を持ちやすくなる⇒欲しいと思わせる、というメカニズムに乗っ取っているようです。
消費者の思う「可愛い!」「好き!」と感じるキャラクターや、消費者の思う「可愛い」「かっこいい」の定義って、実は変化しているというわけですね。そういえば、30年前のジャニーズの方々を今見ても、「……かっこいいか?」と思うことがありますけど、そういうことなのでしょうかね。特に、ドラえもんやキティちゃんなど、いわば市場に長い間存在している製品は、少しずつ変化する消費者に合わせて、製品自身も変化していかなければ、市場に残ることができなかったのかもしれませんね。それこそまさに、マーケティングで新製品開発や広告が論じられる理由となるわけです!!
なんだかドラえもんやキティちゃんなどネコしかいない今回の記事ですが、私はご当地キティちゃんを集めるのも趣味で、ある日掃除のついでに数えてみたら200個を超える数のご当地キティちゃんを所持していました!!ほんと、多趣味ってお金かかるんですよね…。(竹内由佳)