大学祭

10月13日(土)、14日(日)の2日に亘って、高松大学では大学祭が開催された。
今年は、私が担当しているゼミナールの1年生、2年生、3年生のすべてのクラスが、模擬店を出店することになった。各ゼミで、どんな店を出すかについて話し合った結果、1年生は家にある不用品を一人最低3品を持ってきて展示するフリーマーケットをすることになった。2年生は、いろいろ意見が出たが比較的簡単に作れて売れそうなフルーツポンチに決まった。3年生は、鳥の空揚げが一番食べたいということで、それを作って売ることに決まった。皆、初めての経験で、何をどのようにするかわからない手探りの状態で取り組んだ。ゼミ生はお互いに4月から知り合ったばかりで、秋のこ時まで学生同士はあまり話し合ったことがなかったが、出展準備に取り掛かると、それぞれ自分のできることをやり初め、できるだけ安く材料を仕入れるため業務スーパーやラムーに行ったり、家から不用品や鍋や包丁を持ってきたり、互いに協力して空揚げやフルーツポンチを作って、何とか当日販売できるまでにこぎつけた。
呼び込みもした結果、空揚げが最もよく売れ、3年生は千数百円の配当金を手にし、ニコニコ顔であった。2年生は建物の中での販売で来店が少なかったこと、また1年生はブランドの衣料品が売れなかったこともあって振るわなかったが、それでも一人数百円の配当金があったので達成感や安堵感があったようだ。しかし、何よりの収穫は、ゼミの学生同士が親しくなったことである。(植木 英治)