経営学分野のシミュレーションとして、ビジネスゲームがあります。
企業経営を模擬体験する事により、経営学関連の諸科目(会計、マーケティング、生産、流通、戦略など)の理解を深めるのに役立ちます。
現在経営学部授業で行われているビジネスゲームには、浮穴先生の作った「うどん屋さん経営」とか、YBG(横浜国立大学)より導入した[パン屋さん経営]、「レストラン経営」、「自動販売機ビジネス」等があります。
これらはゲームに参加する君たちが、経営者になって資本金を使いながら毎日の運営をするものです。
例えば、「うどん屋さん経営」ですと、君たちが10軒とかのうどん屋さんに分かれて「明日いくつのうどんを売ろうか。値段はいくらにしようか。」等を考えて、販売します。当然、他のうどん屋さんよりも安ければ、たくさん売れます。
しかし、安いと利益は少なくなります。少なくともお店を持っているために必要なコスト以上の利益をあげないと赤字になり、資本金が減っていきます。そこで、他のうどん屋さんを調査して、いくらくらいにすれば一番利益が多くなるかの知恵比べをするのです。
ビジネスゲームは通常、ブリーフィング (運営ルール説明)→ゲームの実施→経営結果の報告会→先生による分析と解説 のステップで実施されます。
これは大学の授業用に作られたものですので、運営ルールも実際のうどん屋さんに近く複雑です。
このゲームをするには90分の授業4回くらいの時間が必要です。
しかし、簡単なビジネスゲームもありますので、高校生でも1回の授業で終えることも出来ます。
一度チャレンジして実際の経営を行って見ませんか。(丸山 豊史)
ビジネスゲームとは