「つれづれなるままに・・・」

皆さん、はじめまして。今年度から高松大学経営学部に配置換となった髙塚です。経営学部教員としては“新人”ですが、それまでの二十数年間は高松短期大学に在籍していました。よって教員歴としては、四半世紀に近くなってきた・・・そこそこ長いな。
ただ、どのような職業でも、長い間同じ環境にいると、悪い意味で慣れが出てきたり、思考回路が凝り固まってきたり、さらに悪いことに、そのことに自分自身が気づかないことがあります。できるだけそのような事態は回避したいので、4月以降、教員になりたてから現在に至るまでの数えきれない失敗を、折に触れて思い返し自省しながら過ごしています。ただ、“喉元過ぎれば熱さ忘れる”で、再び似たような失敗をすることがあり「自分、何やってんの?」と自己嫌悪に陥ることもあります。人間、日々修行です。
ところで、教員になって以降、常に心に留めている言葉のひとつに、

Cool heads but Warm hearts(冷静な頭脳 されど温かい心)

があります。これは、イギリスの経済学者 アルフレッド・マーシャル(Marshall, A. 1842-1924)がケンブリッジ大学の教授就任の際に発した言葉と言われています。四半世紀以上前の大学生だった頃、指導教官から「経済学を志す者には、物事を論理的あるいは数理的に解明する冷静さだけでなく、温かい心や高い道徳心が求められる」と教わりました。しかし、この言葉は、経済学だけでなく様々な学問分野、例えば教育の分野にも共通するものだと思います。これからも、目の前の学生に価値ある変化をもたらす支援を、学生の状況に応じて、創意工夫しながら根気強く続けていきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。
自己紹介が長くなりました。すみません。ここからは、最近思ったことを2つ紹介したいと思います。かる~い気持ちで読んでいただければ幸いです。

(1)ちくわはどこへ消えた?
ある晩、ちくわチップスを食べたい!という衝動が抑えきれなくなりました。ちくわを1本分、3mm幅の輪切りにしてグリルで焼くだけのヘルシーで簡単なものです(レンチンでもOK!レンジでチンのことね)。家族から「ちくわであっても、こんな時間に食べたらまずいんじゃないの?」と言われつつ、“カロリーゼロ理論”で反論!(この、ご都合主義の理論をご存じない方は、ネットで検索。ちなみに、科学的根拠のある理論ではございません。)そもそも、ちくわってカロリーは低いと思いますけどね。
はやる気持ちを抑えつつ、キッチンでちくわを輪切りにする私。とその時、輪切りにしたちくわが1枚、まな板から転がって落下。もったいない!すぐにキッチン下をのぞいたものの、なぜか見つからない。ちくわは何処に?このままではゴ〇ブ〇が出てくるかもしれない。それは断固として阻止したい!しかし、見つからない。家族にも手伝ってもらい、キッチン下を懐中電灯で照らしながら再捜索。排水溝カバーの後ろに隠れているかもと、腕を伸ばして(若干、腕がつりそうになった・・・)カバーを移動させたものの、ない。キッチン下は隈なく探した。でも、ない。ちくわは、転がって、転がって、一体どこへ消えた??
体育座りをして、いつかゴ〇ブ〇と遭遇するのだろうか・・・と諦めかけたその時、ふと目線を上げた先に見えたもの、それがコレ!(諸事情で、画像が荒くてすみません。)

「ナ~イス、着地!」
わずか、タテ5㎝、ヨコ3㎝の極狭スペースに、直径2.5㎝のちくわが見事な着地です!
落ちたら床に転がるものだと思い込んでいたちくわが、引き出しの取っ手に着地しているなんて!!複数の目で探したにもかかわらず、誰もこの場所に気づかないなんて!!ウソやろ!?思い込みって怖いと思った瞬間です。
《追記》
無事発見されたちくわは、丁寧に水洗いし、グリルでこんがり焼きあげて、おいしく頂戴しました。ごちそうさま!

 

(2)“きつねダンス”を見ながら・・・
偶然見た音楽番組で芸能人が“きつねダンス”を踊っていたり、プロ野球で“きつねダンス”を踊っている選手がいたり・・・。あの“きつねダンス”って何だろう?踊っている曲もかなり独特でポップな感じ。 “What does the fox say? ”とそれに続く動物の鳴きマネのようなフレーズが、どうしても頭から離れない。
ということで、ネットで調べると、たくさんの動画が出るわ、出るわ。プロ野球パ・リーグの某球団で踊られているとのこと。今年の流行語大賞にノミネートされるだろうなと思いながら、いくつかの動画を見ました。ノルウェーの兄弟ユニットが歌っている『The Fox』という曲。曲の中で、キツネはどう鳴くの?ということで、その鳴き声をいくつも想像して吠えているんです。独特の世界観。
キツネの鳴き声、ドラマで見たような・・・と思い、友人に「キツネって“ル~ルルル”って鳴くんよね?」って真顔で聞いたら、速攻で「それは、〇の国から(北海道・富良野の大自然を舞台にしたドラマ)の中で、人間がキタキツネを呼ぶときにつかってたフレーズな!キツネの鳴き声ではない。記憶、大丈夫?」と真顔で心配されました。その瞬間、記憶がよみがえりました。お恥ずかしい限りです。完敗です。
話を“きつねダンス”に戻します。カップラーメンにこだわるわけではないけれど、きつねといえば、たぬき!ですよね。キツネの鳴き声も聞いたことないけれど、タヌキの声も聞いたことないなあと思ったわけです。(ちなみに、キツネやタヌキの実際の鳴き声は、ネット検索すれば聞くことができます。)
もしかして“たぬきダンス”ってあるのかなあ?と思い、さらに検索すると、出てきた!パ・リーグの別の球団で踊られていました。“柳の下の二匹目のドジョウ”を狙ったものかどうかは分かりませんが、日本語の曲でダンスをしてました。

 

 

 

そういえば、本学のマスコットキャラクターは、たぬきの“たーちゃん”。ノリのいいダンスナンバーに乗せて、キレッキレのダンスを踊るたーちゃんを見てみたいなあ。『The Fox』を歌うノルウェーの兄弟ユニットが、タヌキの声も聞いたことないなって思ってくれれば、『Raccoon dog』っていう曲ができるかな?そうすれば、たーちゃんは、踊らずにはいられないはず!
でも、三匹目のドジョウは、、、いない・・・かも。

髙塚 順子