学位授与式、入学式、そして新学期

3月23日、新型コロナの影響はあるものの、2年ぶりにレグザムホールで学位授与式が行われました。蜜な状態を避けるため、卒業生と保護者一名の参加でした。会場も例年は小ホールですが、今回は大ホールで、しかも、一席ずつ開けての参加でしたので、賑やかさには少し欠けるような気がしました。従来であれば、私も観客席に座っての参加でしたが、今年は壇上に席が設けられたので、壇上から客席を眺めることが出来ました。一席ずつ開けているため、いつものような華やかさには及びませんでしたが、女子学生の色とりどりの、はかま姿が空間を埋めてくれました。学位授与式のはかま姿は何度見てもいいものです。これぞ卒業式です。学生たちも晴れ晴れとして、嬉しそうでした。少し寒かったのですが、天気にも恵まれた素晴らしい式に、そして社会人としての記念すべき旅立ちになりました。

年度が代わって4月2日、入学式です。キャンパスの桜がこの日を待っていたかのように見事に咲いていました。場所は例年と同じ体育館。経営学部の新入生は114名、席の間隔をあけてはいるものの、随分と多い気がしました。入学生は、期待と不安の入り混じった緊張した面持ちで体育館に入り、入学式が始まるまでの間、整然と座っていました。スーツが、まだ馴染んでいない、高校生のあどけなさが残る初々しい姿でした。

新型コロナのため、短縮した入学式が終わり、発達科学部と短期大学の入学生が退出した後、体育館で配布資料等の確認と説明です。経営学部の先生が見守る中での作業のため、緊張はしていましたが、目は輝いていました。必要な手続きを無事に終えて当日は解散です。入学式が土曜日だったため、月曜日からオリエンテーションが始まりました。ゼミの配属も決まり、大学生活のスタートです。3月に4年生が卒業し、静かになっていたキャンパスが賑やかになり、活気が戻ってきました。

そして、あっという間に5月の連休です。連休から戻った学生は、大学生の顔つきになっていました。大学生活にも慣れてきて、本当の意味での大学生活がスタートしました。これからどのように成長するのか楽しみです。

末包 昭彦