「動画あるある」

皆さんは、「動画」と言われて、どんなことを思い浮かべますか?子どもが将来なりたい職業の第1位が「YouTuber」となったアンケートが話題になったのはいつからでしたでしょうか。実際、ビジネスとしての動画について、たくさんの注目が集まっています。
動画でビジネス展開といった話は、さまざまな技術革新、環境の変化、人々の関心の方向性…といった多くのものが複雑にからんでいるようにも思われます。このあたりについては、これからしっかり学んでいきたいところです。さて、本日は私の身近にある、「動画あるある」についてお話します。

① 本学の大学祭は今年度動画コンテストです
大学のHPには、「2021年度もコロナ禍の収束がいまだ見えてこないことから、「映像配信」により大学祭を開催することにしました。学内で募集し、応募者が出展した映像作品を大学祭当日に配信する形式を採ることにより、「密」を回避し、「コンテンツ作成スキル」の向上を目指すものです。」とあります。
そうです、大学祭は学生が発信していく絶好の機会でしょう、また、このコロナ禍でも何とか仲間と一緒に過ごす時間を体感して欲しいといった老婆心がむくむくと・・・。担当している2年生のゼミ生10名に、この動画コンテストに参加しようと話をし、申し込みをしてくれました。
今、締め切りが迫ってきて、かなり切羽詰まった?かな??のところにいます。IoT機器としてMESHやドローン、レゴブロックによるプログラミング、iPadを用いたOsmoというプログラミング教材を1名~3名で動画制作に取り組んでいます。いつか、子ども向けの「プログラミング教室」の実施も想定に、非常に各自の個性を発揮して頑張ってくれています。本当に頼もしい!

② サイエンスアゴラ2021
私が所属している日本コンピュータ化学会の科学コミュニケーション室は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催し、「科学技術の役割や未来像を一緒に考えよう」というイベントに毎年参加しています。https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/2021/
そこで、11月3日から配信されるオンデマンドの形式で発信しています(出展番号Y-01)。この動画制作、たくさんの先生にご協力を頂き、完成させました。カガク(科学と化学)に興味を持ってくださる方が増えますように!

③ お家de石あかりモート
本学の学生さんが例年頑張っている“石の町・牟礼町”での“むれ源平石あかりロード”ですが、今年は動画での発信です。本学の学生さんも出演しています。http://www.ishiakari-road.com/
この動画制作に向けての撮影の様子を見学させていただく機会がありました。非常に細やかな心配りを展開されており、頭が下がる思いをしました。本当に美しく映し出された作品群です。

以上、動画作成に求められるものは何でしょうか?そして、ただ観るだけではなく、関わっていく存在として一緒に深めることができればいいなと考えている日々です。

神部順子