高松大学に赴任して

この4月から高松大学に赴任しました井藤です。住まいは60年ぶりの故郷である丸亀です。子供のころ、夏休みになると丸亀の祖母の家に遠く九州から汽車に乗って母や兄と来ていました。坂出から宇多津あたりになると塩田風景が広がり、その光景を見ただけで夏休みの丸亀での生活に思いをはせワクワクしました。当時、夏の風物詩である夜市、確か「一六」と呼ばれていたと記憶していますが、富屋町と通町という丸亀駅から続く二つの商店街に金魚すくい、ヨーヨー釣りといった夜店が所狭しと並ぶのです。子供たちの歓声があちこちであがり、それはそれは賑やかでした。久しぶりに帰ってきた街並みに昔の面影はなく、やはり室生犀星の抒情詩、「ふるさとは遠きにありて思ふもの・・・」をあらためて実感しました。しかし、学生たちからエネルギーをもらい、単身赴任生活を一か月ほど送ってみると、この生活もなかなかよいなと思っている今日この頃です。趣味は年甲斐もなくと、笑わないでください。ラノベ(執筆も考慮中)、アニメ、囲碁、鉄道模型収集(HOゲージ)、それと体を壊して今はやっていませんが、スキーとテニスです。これらの分野についてはそこそこの知識は持っていますので、共通の趣味の方がいましたら、研究室に遊びに来てください。(井藤正信)