研究活動(学会)の報告

こんにちは。宇野です。
新年度がはじまりました。
新入生の皆さんはご入学おめでとうございます。

さて、今回は、最近の研究活動について報告します。

3月には、日本スポーツマネジメント学会第13回大会(3/7)、日本体育・スポーツ経営学会第44回大会(3/11)に参加し、研究成果を発表しました。ちなみに、いずれの学会大会もオンラインでの開催でした。

まず、日本スポーツマネジメント学会についてです。こちらの学会では、私自身は共同研究者として、山梨学院大学の柴田先生に口頭発表をしてもらいました。発表タイトルは「スポーツマネジメントに関する研究動向(1):2016-2020年における学術論文の基礎的分析」です。国内外の主要なスポーツマネジメントジャーナル5誌に2016年から2020年に掲載された論文の書誌情報(660件)を分析し、スポーツ経営研究の近年の動向について考察しました。

次に、日本体育・スポーツ経営学会についてです。こちらの学会では、「スポーツファシリティマネジメントの理論的検討:情報経営研究における社会物質性論を手掛かりとして」というタイトルで口頭発表を行いました。最近、スタジアム・アリーナの改修や新設が政策的に進められていますが、その施設管理(ファシリティ・マネジメント)について問題意識を持ちましたので、この問題に関連する社会物質性の理論的背景と意義を整理しました。

また、同学会大会では、ゼミ生も研究成果を報告しました。発表タイトルは「スポーツ鑑賞能力の変容/非変容過程とその影響要因に関する研究:プロサッカークラブのファン・サポーターを事例として」です。プロスポーツチームのファン13名のケースを分析し、現在着目されているスポーツ鑑賞能力の変容過程の実態を報告しました。こちらは調査が途中ですので、調査を進めてかたちにしたいと思っています。

各学会・報告において、多方面から貴重なご意見・ご示唆をいただきました。それぞれの研究課題において未熟な部分が多々ありますので、今年度もしっかり調査・研究を進めていきす。                                             (宇野 博武)