3月15日(月)、本学の留学生がオンライン留学生交流会に参加しました。この交流会は、コロナ禍で授業やさまざまな活動が制限される中、留学生達の国際交流の機会を作ろうと、県内の大学等で構成する大学コンソーシアム香川が、Web会議システム「Zoom」を利用して実施したものです。本学から3名(中国、ベトナム、インドネシア)と、徳島文理大学2名(韓国、マレーシア)、香川短期大学2名(ベトナム)、香川高等専門学校3名(マダガスカル、モンゴル、マレーシア)の7カ国計10名が参加し、一人ひとり自己紹介した後、コロナ禍において困っていることや工夫していることなどについて、情報交換を行いました。共通言語はもちろん“日本語”です。
一番困っていることは、やはり一時帰国ができないことだそうです。1年以上母国の家族や友達に会えず、故郷の料理を食べられないのは、寂しさを通り越して、彼らの最大のストレスになっているようです。ほかにも、対面授業がないこと、アルバイトの収入が減ったこと、友達と食事や遊びに行けないことなどを挙げていました。
「コロナが収束したら何をしたいですか?」との質問に、みんな異口同音に「友達に会いたい」「人と会って話をしたい」と語っていました。
カメラ越しに初対面のマレーシア人留学生二人が、「同じ県内にいながら知り合うチャンスがなかったけど、きょう繋がることができた。今度は直接会いましょう」と嬉しそうに話していたのが印象的でした。
最後に全員で記念撮影をして、オンライン交流会は1時間ほどで終了しました。参加した本学の留学生に感想を聞いたところ、「オンラインだとなんか恥ずかしい」「知らない人に自分が見られているのは変な気持ち」「やっぱり直に顔を合わせて話したい」という言葉が返ってきました。
SNS世代の留学生達の意外な反応に、ちょっと驚きましたが、コロナ禍で思うように人と会えないことで、人と人との“つながり”や“ふれあい”の大切さ、有り難さを再認識しているのかもしれませね.(稲井富赴代)
オンライン留学生交流会