Web会議は疲れる

例年なら、東京に集合して行う学会の「理事会」ですが、今年は新型コロナのために、自宅からのWeb会議となりました、東京住まいの理事らは、これに頼らざるをえないので、もう何度もやっていて慣れているのでしょうが、当方はGW前に初めてテスト的に本学で使用している「Google Meet」で行ったのみ、そして、今回は、それとは違う「ZOOM」を使用してのものです。それで、まずはZOOMの説明を検索し、わかりやすいHPを参照して理解することから始めます、これが会議の4日ぐらい前のことでした。ZOOMは、インストール無しでもブラウザで機能するとのことですが、わかりやすいHPによると、先にアプリをインストールしておいた方が絶対よいとのことで、そうしました。

それから、手持ちのノートPCのテストをして、カメラ、音声マイクとも無事機能するようになったのですが、カメラはノートPCのディスプレイ画面の上部に付いているので、そのままデスク上に置くと下から顔を見上げるようになり、なんかカッコ悪いと感じました。そこで、余っていたミニテーブルを活用して、1枚目の写真のように高さを稼いだのです、また、顔の映りが暗かったので、電球ランプを付けて、ちょうどよい明るさにしました、映りは大事ですからね。

さらに問題なのは、カメラが捉える「背景」です。だいたいカメラの視野の半分から3分の1ぐらいは本人が占有するのですが、背景に映ってはいけないモノが映ったらシャレになりません、なので、PCデスク上に、斜め30度に向けてPCを設置しました。これで映る背景が2枚目のものとなり、こざっぱりした部屋に見えますね(いざ、会議が始まってみると、背景を隠す処理を行っているヒトも多数いました...)。そして、カメラが付いているPCの画面は、ZOOMで占有されるので、横にもう1台ノートPCを置いて、これで議事に必要な資料を参照することにしました、いや、別にメールで送られてきた理事会用のPDF資料を印刷出力しておけばよいのですが、これがA4用紙で50枚以上もあり、紙とトナーがもったいないと思って、画面上で確認することにした次第です。

さて、当日は15時から会議が開始されたのですが、とりあえずは見えない部分の服もちゃんとした仕事着を着て、トイレを済ませて、飲み物も用意して、この部屋の電話が鳴らないように線も外して10分前に指定されたURLにアクセスし、やがて、会議が始まりました。会議は対面の場合とほぼ同じように進行していき、とくにトラブルもないところがスゴイなぁ、技術は進歩したものだと実感します。ただ、あまり横道には逸れられないなぁ、そして、居眠りもできんし、カメラの視野から出るわけにもいかんし、なんかすっごく余計なチカラが入るような。結局、対面の場合と同じ2時間を要して、無事終了した後にはものすごくぐったりしたのでした。研修などをこれで受けている方も多いそうですが、当方は、疲れた、在宅学習でこんなもの使いたくない、それとも、慣れたらなんとかなるものなのか、などという思いです...。

(正岡 利朗)