初めての車中泊

当方の愛車のうちの1台は「ホンダ N-BOX+」という車種で、「車中泊」が可能なように作られています。旅のバリエーションを広げようと2016年9月に購入したものですが、ここに至るまで実践はなし。その理由は「やっぱビンボくさいし、しんどそうだ」からでした。しかし、7月5~6日にかけて松山近辺で四国インカレがあったもので、この応援を「実験のためのよい機会」として初めての車中泊をしてきました。

5日のバレーボールの応援後、大学・短大の同窓会愛媛県支部総会に出席して、翌朝10時からのサッカー試合会場である「北条スポーツセンター」に進路を取りました。今晩の宿泊地は北条スポーツセンターに隣接している海沿いの道の駅「風早の郷 風和里」、車中泊はOKであることを事前にネットで確認しています。そこで、「シーパMAKOTO」という最寄りの温浴施設に立ち寄った後、23時頃に道の駅に到着したのでした。そこで見たモノは...。

暴走族の大集結でした、その数100台以上!ここの道の駅って、国道沿いだけど、わりと静かでいい感じって紹介HPには書かれていたのに、暴走族情報は知らなかった~。とりあえず、トイレ近くの駐車スペースに陣取ったのですが、トイレ付近はたむろする暴走族のおにいちゃん(一部はおっさん)らでとても近づきたくない雰囲気です。なので、トイレに行ってから場所を変えて、暴走族のたまり場からずいぶん離れた駐車スペースに移動しました。こちらには、キャンピングカーを始めとして、車中泊っぽいクルマがいっぱい停まっていました。

で、その中に混じり、自分も就寝の準備をしたのです。すでにシートアレンジは済ませ、厚さ4cmの低反発マットレスも敷いており、すぐに横になれる状態です。窓に目張りをして、実際に横になり、アタマは枕代わりのクッションに預けました。早く寝てしまいたい。しかし、疲れ方がイマイチ足りないようで、暴走族が往来する度に響くワンワンした騒音が気になって眠れないのです。そして、もう夏なので、Tシャツ&ジャージでそのまま眠れると想定していたのですが、だんだん冷えてきました、そこで、クルマに積んである夏用のシュラフを引っ張り出し、カラダに掛けたら、ちょうどよい暖かさになりました。

深夜2時ぐらいまではうるさくて眠れなかったのですが、暴走族の集会がその頃に終わったようで、大音響を残して去っていきました。それ以降本格的に就寝し、朝方6時ぐらいにはヒトの話し声が聞こえてきて、今度はなにごとかと思ったのですが、話の内容に聞き耳を立てると、本日このあたりの海を舞台として行う遠泳大会の準備に早朝から集まったヒトたちでした。それで起きて、トイレに行ったのですが、回りに停まっていたクルマはすでに半数以上がいなくなっており、車中泊族はわりと朝が早いようですね、みなさん十分眠れているのかどうかは知りませんが。

まぁ、車中泊を実体験して、(暴走族がいなければ)「N-BOX+の車内で寝る」という行為はそこそこ快適にできそうだとわかりました。ただし、荷物を置くスペースを確保したり、ゴミが出たりと、いろいろ気を遣うこともあり、決してメーカーのイメージ写真のようにはいきませんね。ちなみにYAHOOで「風早の郷 風和里&車中泊」で検索すると、とくに困った情報は上位に出てこないのですが、これに「暴走族」を足して再度検索すると...。(正岡 利朗)

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