離島の中の離島

慌しい前期末の日々ですが、今年の当方はすでに期末試験の採点も終えて、(面倒なアクシデントがなければ)悠々とお盆休みに臨めそうです。今回のタイトルですが、まるで「オトコの中のオトコ」のような語感ですね(ちなみに最近では、「オトコの中のオンナ」、「オンナの中のオトコ」という使い方もあるようで。でも、なぜか「オンナの中のオンナ」は耳に馴染みませんね)。
この語感をストレートに当てはめると「King(Queen) of 離島」となるわけですが、ま、こちらは置いといて、当方が言いたいのは「離島の中にさらに離島がある」ことでして。つまり、「本土からの航路でそれぞれ直接結ばれている、いくつか固まって存在する離島群」ではなく、「本土から(親)離島に到達し、さらに別航路で(子)離島にたどり着く」とイメージしていただければ。そんなところ、実際にあるのですか?と思われるのももっともです。通常の感覚から言えば、まさに「地の果て」のイメージですよね。
でもフツーにあるのです。「二次離島」と言います。瀬戸内海にも該当する島がいくつかありますので、気になる方はぜひ調べてみてください。その一つは、「小豆島」から渡船で渡る「沖之島」、別に地の果てでもなんでもなく、小豆島からすぐそこっていう感覚ですが、その島の存在を知っているかと聞かれたら、知らないと答える香川県民がほとんどでしょう。小豆島のヒトでも知らないヒトが多いです。離島自体がマイナーな存在ですので、無理もないか。
そして、有名観光地には興味が持てない「マイナー志向」の当方は、そのような存在を知るとワクワクしてしまうのです。そこで、小豆島で仕事をした際に行ってきました。島内の路線バス便が少なく、ムダな時間が生じてしまうのが難点ですが、ほっこりした時間が流れるマイナー離島での滞在は、自分探しの旅には向いているかも。当方の場合は経験値獲得の意味合いが強いのですが、次は、「淡路島から渡る沼島(ぬしま)」を攻略せねば...。(正岡 利朗)

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