異文化の中で修士論文に挑戦

秋も深まり、キャンパスの楷の木が美しく紅葉しました。中国の孔子廟から移された学問のシンボルとされる木です。
またこの時節、大学にも街にもクリスマスツリーが飾られています。
私たちの毎日の生活に、いろいろな国の人々や文化が溶け込んでいることにあらためて気づきます。
高松大学の大学院には、中国からの留学生が学んでいます。私のゼミには修士論文に取り組んでいる女子学生が二人います。
勉強の話とともに「お茶の入れ方」から「一人っ子政策」「結婚式」「赤ちゃんの誕生」などいろいろな話題でいっぱい、話が盛り上がります。好きな漢詩を原語で読んでもらったりしてもしています。

日本語で修士論文を書こうとしている彼女たちと接していると、外国で学ぶ強さに頭が下がります。日本語もどんどん上達しています。論文を完成して、日本での就職の夢を叶える春になりますように。(田中良子)