口笛、吹いてますか。

みなさん、あけまして。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。突然ですが、みなさんは最近、口笛を吹いていますか?当方は昨年の11月頃、久しぶりにふと吹いてみようとして、まったく吹けないのに焦りました!これも老化の一環なのか、と悲しくもなりました。ですが、「これではアカン」とばかりに、唇が痺れるほどに頑張って練習した次第です。
しばらくは音が出ない状況が続きましたが、練習をし始めて5日目の朝、試してみると、突然、力強く音が出てきました!う~ん、やはり口笛を吹くための口周りの筋肉(口輪筋)が弱っていたのでしょうね。その後も、職場でも家でも気が向いたときに練習を続けていますが、復活した最近の口笛は、吐いても吸っても、多くの他人よりもかなり力強い音が出せるようになっております。
これを機会に、口笛を多少とも吹ける学生の数を少々調査したところ、約4割という結果でした(福井大学の森幹男准教授の学内調査によると、「吹けるのは3分の1程度」であったそうです)。運動部所属の男子連中は多くが上手に吹けましたが、女子には吹けない人が多いようです。この違いは、先天的な形質によるものではなく、ただ単に要領を覚えて、練習を繰り返したかどうかにかかっているようです。また、口笛に関してネット検索をいろいろしてみると、最近では「口笛健康法」なるものもあるようです。健康法といっても、ほうれい線が消えるとか、アンチエイジングになるとかいう内容ですが。さらに驚いたことには、世の中には「日本口笛音楽協会」なるNPO法人があり、そこでは、口笛を「HITO-FUE」と呼称しています。そして、同協会の事業目標は以下のようになっています。
・世界初パソコンによる口笛検定の検定人口の拡大を図る。
・「日本オープンくちぶえ音楽コンクール」の定例化
・「口笛サークル」の全国展開と組織化
・「口笛」の技術向上の為のソフト開発を積極的に行う。
コンクールや検定まであるとなると、「たかが口笛」とか、とても言えない状況になってきますね!当方としても、不器用なため、楽器の演奏はうまくできませんが、美しい音色や情感豊かな音を奏でたいというキモチは当然ありますので、今後も口笛についての精進を(しばらくは)していこうと誓ったのでした。(正岡 利朗)