シーサイドウォーク

6月6日(土)、昨日まで雨だった天候も回復、曇り空で空気もヒンヤリとした絶好のウォーキング日和に恵まれました。8時過ぎになると、集合場所のサンポートのイベント広場には、お年寄りから子供まで、多くの人が思いおもいの服装で集まり始めました。わがゼミの学生も、補講や体調を崩した者を除き6名が集合しました。参加者全員で準備運動をした後、ゼミ生6名が壇上に上がってスターターを務めました。9時、ピストルの音を合図にスタートです。600名を超える人たちが、浜街道に向かって一斉に動き始めました。
学生たちは、スターターの大役を果たしたためか、多くの人に混じって笑顔で歩き始めました。シーサイドウォークに参加すると言ったとき、ほとんどの学生が「エー!」といったことを忘れたかのようでした。楽しそうに話したり、周囲の景色に感嘆の声をあげたりと、まるで子供のようにはしゃいでいました。屋島小学校下の中間点でスタンプを押してもらい、少し休憩した後上り坂に入りました。すると、何故か急に皆のスピードが上がりました。途中で疲れが出て口数も少なくなってきましたが、少し休憩すると元気になり、再び速い足どりで登り始めました。11時15分頃には屋島山上のゴールに到着しました。10㎞の距離を2時間余りで歩いたことになります。
昼食をとるために獅子の霊巌にある茶店に行くと、瀬戸内海や讃岐平野の素晴らしい眺めに、注文も忘れて大はしゃぎでした。全員でうどんやおでん、あるいはソフトクリームなどを食べ、瓦投げをして楽しんだ後再び歩いて下山しました。登るときには見えていなかった(見る余裕がなかった?)緑の美しさや屋島台地の板状節理の見事さに感嘆の声をあげながら、あっという間に「ことでん潟元駅」につきました。感想を聞くと、景色が素晴らしかった、緑が鮮やかだった、みんなと仲良くなれた、うどんが美味しかった、瓦投げが面白かった、来年も参加したい等々、楽しそうに話してくれました。参加前とは大違いでした。
シーサイドウォークは、わがゼミの学生を成長させてくれたようです。(末包 昭彦)