インドネシアの大学と交流協定を結びました

インドネシアのジェンデラル・スディルマン大学と学術交流協定を結びました。
交流協定の内容は以下のようなものです。
A.学生の交流、教員の交流、B.共同研究および共同出版、C.研究会および学会の開催、D.学術資料およびその他情報の交換
と広範囲なものです。今後、共同研究、学生や教員の交流といろいろな事業に取り組む予定です。
ジェンデラル・スディルマン大学はジャワ島の中部にあるバニュマス自治区の地方都市プルウォケルト市にあります。プルウォケルト市は同じジャワ島にある首都のジャカルタからは約300km、ジョクジャカルタから車で8時間ほどの距離にあり、小さな山の麓にある自然が多く残されているきれいな田園都市です。ジェンデラル・スディルマン大学はこのプルウォケルト市内に1960年に設立されました。学部としては、農学、生物学、経済学、動物学、法学、政治社会学、医学と公衆衛生学、科学技術の8学部があり、学科は62学科があります。大学院は10の専攻科と2つのドクターコースがあります。また、短期大学は12の学科で構成されています。現在、海外の大学としては、オーストラリア、マレーシア、ベルギー、日本、ドイツの大学と交流しており、今後も積極的に海外の大学と交流を続けていきたいとProf. Dr. Ir. Mas Yedi Sumaryadi.M.S ヤディ大学長は話してくれました。
今回のジェンデラル・スディルマン大学との交流のきっかけは友人の真屋さんから武智さんが代表を務める「高松インドネシア友の会」へ参加しないかとの話があり、末包先生と共に友の会例会に出席していたことがきっかけです。この「高松インドネシア友の会」の例会にインドネシアNYP社の社長である杉本さんが参加し、ジェンデラル・スディルマン大学との交流の話で盛り上がりました。杉本さんの会社NYP社は桐材等をインドネシアで伐採し、桐箱、桐板等に加工して日本への輸出する会社です。そのためもあり杉本さんは日本とインドネシアをまたにかけた活躍をされています。例会の後、杉本さん達は直ちにジェンデラル・スディルマン大学のエリー・トリアシフ・ラハユ先生等に話をし、エリー先生等がヤディ大学長と相談して、今回の交流協定調印になりました。本当に関係者の皆様ありがとうございました。
交流協定調印会議の席でエリー先生から、学生の交流に関して以下のような現状の紹介と提案がありました。
「長期交流として、マレーシアの大学や中国のHebeiユニバーシティとダブルディグリーを実施している。たとえば、単位互換制度として、学生が1年間マレーシアの大学でマネジメントを勉強している。高松大学ともダブルディグリー協定を結び、ジェンデラル・スディルマン大学の学生が高松大学で一定期間就学し、高松大学で修得した単位をジェンデラル・スデイルマン大学の卒業要件単位に組み込むようにしたい。どのような問題点があるかを検討していきたい。」
また、学生交流のプログラムとして、ジェンデラル・スデイルマン大学で異文化理解を目的としたサマーキャンプを行っている。「昨年8月にも茨城大学生等が短期留学し、サマーキャンプを行った。キャンプでは、異文化理解、MANGROVE、HOME STAY、 INDUSTRYの見学、バティク(サロンやパレオ、スカーフ、ハンカチ、頭巾などに用いられるインドネシア布地の特産品)の作製、ガマランというブログドの伝統的な楽器の講習等がある。ぜひ、高松大学の学生も参加してほしい。」との話がありました。
下の写真は調印式の時のものです。(丸山 豊史)