スカイプとは無料で電話やテレビ電話などといったことができるソフトウェアです。スカイプ同士なら無料で何時間でも利用することが可能です。
Skypeを使うにはまず、相手に顔を見せるWebカメラ、コンピュータまたはモバイル機器(マイクとスピーカーまたはヘッドセット)を用意します。このすべてがついているのがiPhoneやiPadなどです。次に、SkypeソフトをパソコンやiPhoneにダウンロードします。iPhoneやiPadにSkypeソフトをダウンロードすれば、自宅や勤務先、移動中もSkypeで連絡を取り合うことができます。Skypeは、コンピュータ、携帯、タブレット、テレビ、そして家庭用の電話機でも利用できます。もちろん 相手がどんな通話機器を使っていても、Skypeで通話できます。ただし、相手がSkypeを使っていないときは有料になりますので、ビデオ通話や音声通話を無料で行うには相手も Skypeを使っている必要があります。
以上の準備をすれば、無料で電話出来るにもかかわらず、Skypeは電話中に広告が聞こえたりということもありません。Skypeの収入源は誰とでもどんな通話機器とでも通話できる有料会員からの収入と、広告、企業向けサービス、ゲーム内でのバーチャルグッズ販売からの収入です。
このような少ない収入で、利益を上げることができるのは運営コストが少ないためです。このようなサービスを提供する場合は通常はサーバを構えてユーザ情報を保管します。したがってサーバの維持費が発生します。しかしSkypeはサーバを介さない通話方式を実現したので、サーバ費を0にすることができます。ユーザ情報はヘビーユーザとかマシン能力に余裕のある人経由でユーザIDを取得する仕組みを構築しています。世の中の余力のあるパソコンをサーバとして使っているわけですから、誰にも迷惑をかけていないとも言えます。また、回線はインターネット回線を利用しています。インターネットはだいたいADSLや光の定額制になっていますので、Skype でさらにインターネットを使っても追加費用が発生しません。
ですから、世界中アメリカとでもカナダとでも中国とでも、スカイプ同士なら無料で通話できます。もちろんテレビ電話だって可能です。国際電話やテレビ電話が無料になるなんて思ってもみませんでしたが、こうして実現しているのです。国際通話を多用している人にしてみれば大変ありがたいことではないでしょうか。
また、スカイプを使うとコミュニケーションの幅が広がります。ネットで知り合った人や、外国の知り合いと気軽に話すことだって気軽にできます。ぜひ、Skype を使って友達を増やしてください。
以下はネットから拾ったSkypeの豆知識です。
●Skype(スカイプ)は、「Sky peer-to-peer」の略です。
●KaZaAの共同開発者であるニコラス・センストロムとヤヌス・フリスが開発者です。2011年5月、マイクロソフトが85億ドルでスカイプ社を買収しました。それまでは2005年10月、イーベイに約26億ドル[1]で買収され子会社となった後、2009年には投資家グループに株式の65%が約20億ドルで売却されましたが、ルクセンブルクに籍を置くスカイプ・テクノロジーズ社(以下「スカイプ社」)による運営でした。マイクロソフトに買収されたことで Windows 系以外のプラットフォームへの影響も懸念されましたが、マイクロソフトは買収後もマルチプラットフォームを維持しています。
●VoIPサービスのSkypeは中国のパートナーが顧客のインスタント・メッセージ(IM)の会話を検閲していることを認めました。これでまた1社、 有名なインターネット企業が中国で事業を展開するために同国政府の検閲要求を 受け入れたことになります。Skypeの場合、同社のパートナーTom Online(香港の大手メディア企業TOM Groupの子会社)が国内の法律に従うために、テキストチャットの特定のキーワードを取り出せるようしました。
検閲への対応のほか、中国法執行機関に協力することもあるようです。このような行為に対しては、非難や反発の声が上がっています。(丸山 豊史)
無料電話ソフトのスカイプとは