本年度から高松大学でお世話になっております、小川と申します。
皆様、どうぞ宜しくお願い致します。
大学周辺を歩いていると、柑橘の実の生っているお宅があり、その木の下には犬が住んでいます。
犬小屋の周りには木の実がたくさん落ちていて、犬の餌になっていると思いきや、かじられた跡はなく、手つかずの落ちた木の実に囲まれ、犬は悠然と佇んでいました。
動物らしく、かじってくれていることを期待していたのですが、かじられていない木の実に囲まれ、佇んでいる犬の顔は、人の表情のようにも見えました。見え方ひとつで変わるものもあるなと、気づかせてもらえた春先の出来事でした。(小川 智健)
木の実と犬