卒業式、入社式、そして入学式

平成28年3月18日(金)、平成27度高松大学・高松短期大学の学位授与式(卒業式)が厳粛な中にも華やかに行われ、大学、短大、大学院206名の卒業生が社会に巣立っていきました。経営学部でも57名の学生が学位を授与され、それぞれが誇らし気に、そして希望に胸を膨らませて卒業していきました(3月18日の「いつかユキチ」参照)。大学はそれまでの賑やかさが嘘のように治まり、静かな時が流れました。その一方で、新学期を迎える準備に忙殺され、卒業生を送り出した余韻に浸る余裕はありませんでした。
そして迎えた4月1日(金)、折からの雨の中、平成28年度事業計画説明会が行われ新年度がスタートしました。私は、キャリア支援課の事業説明を行った後、ゆっくりする間もなく、香川県頭脳化産業ビルで開催された「香川県中小企業家同友会」主催の平成28年度合同入社式に、来賓として参列しました。この同友会には、県の中小企業約1,600社が加入しており、会員企業は切磋琢磨しながら互いに成長するとともに香川県の経済発展に貢献しています。入社式は、高松市長大西秀人氏や各大学等の代表者が来賓として参列する中、会員企業24社、新入社員64名が参加して開催されました。新入社員のうち2名は高松大、1名は高松短大の卒業生でした。高松市長に続いて、各大学等を代表して祝辞を述べましたが、私の話を聞いている3名の姿は、教員としての欲目か、学生時代よりも頼もしく見えました。彼らが一日も早く会社に、そして社会に慣れて活躍する姿を見ることが楽しみです。
翌4月2日(土)は、体育館で入学式が挙行されました。前日とは打って変わって良い天気になり、桜の花も新入生を歓迎するかのように一挙に開花が進みました。入学式には、大学、短大、大学院を合わせて256人の入学生と多くの父兄が出席し、盛大かつ厳粛な雰囲気の中で式典が行われました。入学式終了後はキャンパスのあちこちで記念写真を撮る姿や、クラブ・サークルの勧誘やデモンストレーションが行われ、3月18日の卒業式以来、静かだったキャンパスも一挙に賑やかな雰囲気に包まれました。わが経営学部も留学生や編入生を含んで77名の新入生を迎え、オリエンテーションも活気に溢れていました。愈々、新年度がスタートした、という実感が湧いてきました。
3月18日の学位授与式で206名が巣立ち、4月1日には入社式を経て社会人としての生活を開始する一方、4月2日には256名の新入生が入学し、新たな大学生活が始まるという新旧入れ替わりの時期に、今年もまた立ち会えたことの喜びを感じることができました。社会人となった卒業生がそれぞれの立場で活躍するとともに、新入生が充実した学生生活を送り、成長してくれることを大いに楽しみにいます。(末包 昭彦)