卒業論文中間報告会

11月26日(金)午後、卒業論文の中間報告会がありました。この報告会は、来年1月末の論文の完成・提出に向けて、論文の進捗状況を学部の他の先生や同級生・後輩(3年生)に対して発表するものです。そこで得られた指摘や意見等を踏まえて、論文を完成させていきます。発表は、企業経営、経営情報、会計、スポーツ経営の4つのコースに分かれて行いました。今年は昨年同様、新型コロナウイルス拡散の影響で会場が分散・制限されたため、会場設定や運営には随分と苦労があったようです。
発表要領は、基本的には学会での発表を踏まえており、多くの学生にとって初めての経験です。発表を待っている学生には一様に緊張感が漂っていました。発表を終えた後は、立派に発表できた学生、緊張してうまく発表できなかった学生、厳しい質問にうまく答えらなかった学生等々、反応は各人各様でしたが、結果は別としてホッとした空気が漂っていました。会場で発表を聞いていた3年生は、先輩の発表を目の当たりにして様々な反応を見せていましたが、卒業論文の大切さと大変さは実感してくれたと思われます。昨年、私のゼミの発表を聞いていたある学生が、立派に発表することができました。聞いてみると、「昨年の発表を聞いてイメージを持つことが出来た。」と言っていたことが印象的でした。今回の聴講が、来年の発表につながって欲しいものです。

報告会は、コースによって長短はありましたが、5校時の終りには各コースとも無事に終えることができました。しかし、これからが大変です。一部の学生は卒業論文の作成を終えていますが、大半の学生は、一月末の完成・提出に向けてラストスパートです。指導する先生方はもっと大変です。卒業論文の完成・提出を楽しみにしています。

末包 昭彦