3月18日(金)は、卒業式でした。あっというまの4年間だったかと思いますが、充実した大学生活を送ることができた人、不完全燃焼に終わった人、様々でしょう。やはり、目標を立てて、コツコツと地道な積み上げのできる「努力の人」が、節目節目に花を咲かせることができるのではないでしょうか。これからも、時間と労力の投資を続け、自身を磨き続けて欲しいものです。
さて、浮穴ゼミでは、例年、式後に有志でカラオケ大会になるのですが、今年はカラオケの前にボードゲーム「枯山水」をしました。全員にとって初めて触れたゲームでしたが、率先して進行役になった学生のルール解説により、全員が想像以上に素早くゲームの仕組みを把握し、お互いにルールの詳細を確認し合いながら、ゲームがスムーズに進行しました。参加者は徳を積み、時には目ぼしい砂紋を強奪し、思い思いの石庭作りに励み、最終的に接戦になりました。一種の切磋琢磨ですね。
エンターテインメントの究極の形を考えると、それはマズローの言う「自己実現の欲求」に寄与するものであるはずです。自身の可能性を最大限発揮する快感、自身の内側が充足した快感を得ることができる。それは教育なのではないでしょうか。楽しみながら学び、それによって新しい発見がある、自身の成長を感じる。それが究極の形であり、エンターテインメントと教育の目指すゴールは、実は同じところにあるのではないかと私は考えています。(浮穴 学慈)
卒業式