12月2日の日曜日、古高松地区河川等一斉清掃に参加しました。
これは地区住民の総意により「住みよい町づくり」、「ふれあいの町づくり」を目指して行われる河川等の一斉清掃ということでした。
朝8時前に、ジーンズに防寒コート、長靴に軍手という清掃の定番とでもいう出で立ちで集合場所の本館入口前に行くと、既に多くの学生や教職員が、思い思いの格好で集合していました。朝早く、寒いにも拘らず何故か表情は楽しそうに見えました。
担当職員の指示とともに、ビニール袋などを持って、夫々の地域に向かいました。
私は、何人かの学生や先生と一緒に春日川の河川敷に下り、上流に向かって歩き始めました。
驚いたことに私の歩いたところはほとんどゴミが見当たらず綺麗でした。
しばらく上流に向かって歩いていると、ゴミを拾いながら上流から歩いてきた20名ほどの人たちに出会いました。地域の人達です。どちらからともなく挨拶をした後、私たちが大学の関係者と分かると、数人の人から「何時も学生さんが掃除をしてくれて助かっています。ありがとうございます。」「大学祭の時もゴミ拾いをしてましたよね。」等々、感謝の言葉がありました。ゴミ拾いを忘れて話が弾むにつれ、感謝だけでなく、苦情も出ましたし、就職の話も出ました。
ゴミ拾いが終わって、パンと飲み物をもらって帰るとき、ほのぼのとした気持ちになっていました。
4月に大学に来て、ゼミの学生と一緒に何度か学内外の清掃をしてきましたが、地域の人達とは挨拶程度でした。今回一緒にゴミ拾いをしながら、地域の人達と話してみると、感謝や苦情、期待と様々な話がありました。特に、苦情や就職の話を直接聞けたのは大きな収穫でした。地域とのふれあいは、こんな小さな、一寸した切っ掛けから始まることを実感したひと時でした。(末包昭彦)