コロナ対策

長い夏休みが終わって後期の授業が始まりました。第一週の授業で感じたことは、想像していた以上に学生は落着いて行動しているということでした。夏休みの状況を聞いてみると、県外には行かず、アルバイトをしたりして家の近くで普段通りの生活をしていた学生が多かったようです。授業ではほとんどの学生が当然のようにマスクをしていました。していない時でも、一言注意をするとすぐにマスクをつけました。前期では注意をしてもマスク装着を嫌がる学生がいたのですが、随分と変わってきました。また、様々な場所においてソーシャルディスタンスを意識するなど、前期に比べると自然な行動をしていることが印象的でした。授業後の消毒も当たり前のように行っていました。
また、夏休みにはインターンシップⅠ、Ⅲが実施され、38名の学生が参加しましたが、9月11日をもって異常なく終了しました。その際、一部の研修先の責任者の方から、学生が会社の指導をしっかりと守って行動してくれたことに対し、直接お礼の言葉がありました。また、開始にあたって作成した「新型コロナウイルス対策に係るインターンシップガイドライン」に対しても高い評価がありました。
このように、学生は新型コロナウイルス対策の意義と生活の要領を理解してきているように思えました。しかし、油断は禁物です。気を緩めると友達と話し込んでしまいます。教室の移動では「密」の状態が発生しやすくなります。新型コロナウイルスとの共存には、決められたことを決められたとおりに確実に実行すること、すなわち三蜜を避けて行動することが最も重要なポイントです。学生の皆さんが、このことを自覚して行動すれば、後期も対面授業が可能です。
今後も、一人一人が自覚して行動し、全国の大学でも数少ない対面授業を続けたいものです。(末包 昭彦)