音楽第2研究室


研究室紹介
音楽第2研究室
研究室活動について
 保育の現場では音楽(そして身のまわりの多彩な音も含む)は重要な要素のひとつと位置づけられています。ことさら楽器を使わなくても身のまわりの音がリズムを形作り、また音の高さが異なることでメロディが生まれます。音楽は、歌や合奏、リズム遊びなどの表現活動を通して子どもたちの豊かな感性を育んでいます。
 音楽第2研究室は、模擬保育で上記のような内容を取り入れ、皆で楽しみながら活動している、音楽に満ちあふれた研究室です。


担当教員紹介
出木浦 孝 教授 Dekiura Takashi

專門分野:ピアノ

主な担当科目:子どもと音楽表現Ⅰ・Ⅱ、ピアノ特別演習 ほか

教育理念
:音楽には「調和」が求められます。その調和を創り出す私たちにも調和が求められます。ひとりの人間として生きていくためには、自分自身の精神的調和はもとより他者との調和、社会との調和、地球との調和、ひいては宇宙との調和…が必要であると考えます。そのような調和の取れた人間性をもつ人になるための手助けができればと思っています。

受験生へのメッセージ
:「子どもたちの笑顔が好き」、「子どもと一緒にいるのが好き」という気持ちをもった人…私たちと一緒にそのような子どもたちをいろいろな側面から研究してみませんか?

先生になるきっかけは…

 小学校2年生の時、いわゆる「実力模試」のようなテストがありました。算数のテストでマルをもらえなかった問題を何度やり直しても、その答になってしまうので(両親が解いてもその答になったので)、担任の先生におそるおそる質問しました(当時は先生は恐い存在でした)。その先生は自分で解いてみることもしないで「偉い先生がつくった問題だから間違っているはずがない」と取り合ってくれませんでした。後に親が学校に電話してミスが明らかになったのですが、それ以来私は「先生」という存在が信じられなくなり、先生とはまったく口をきかなくなってしまいました。
しかし、5年生の担任の先生がこのことを母から聞き、いろいろと声をかけてくださるようになりました。最初はあまり口をきかなかった私も、次第に心を開くようになり、何でも相談できるようになりました。食事のメニューまでしゃべっていたそうです(覚えていないのですが…)。それ以来、先生という存在は私にとって憧れとなりました。おそらくその時から職業としての先生への道を歩み始めたのかもしれません。