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キャンパスライフ

ぴんちゃんさんの芸術士活動に参加させてもらいました!(9月4日・中野保育所)

こんにちは。保育学科の辻野です。先日、美術研究室の学生が、中野保育所の5歳児クラスで行われた芸術士の「ぴんちゃん」さんこと、松尾由美さんの活動に参加させていただきました!

参加にあたって、前もってぴんちゃんさんから、学生に「汚れてもいいような服装で、着替えも持って来てください!」との連絡がありました。むむっ!私は昨年もぴんちゃんさんの活動に参加させてもらったことがあるので、また絵具だらけに?それとは違うと聞きましたが、今回はどんな活動になるのかな?

当日の午前中は曇りではありましたが、すでに気温は30℃を超えた暑い朝でした。

まずは、活動の前に園内にある広場でこの保育所恒例の草抜きをみんなで行いました。植物や土、そして土や葉っぱにいる虫たちと触れ合うことを重視した活動です。

みんなで協力してたくさんの雑草を抜きました。そして、ぴんちゃんさんが「みんな、見て!この毛虫に触ったらいかんで!これは刺されたら痛いんで!」と教えてくれました!

草抜き後に部屋に帰って来て、園長先生から子どもたちに配られたアイスを頬張りながら休憩タイム!その後、前月の芸術士活動で園児がそれぞれ染料で絞り染めしたTシャツが配られました。

Tシャツの中にペットボトルのキャップを入れて、外側から輪ゴムで何重にも巻かれ、しっかりと絞られています。その輪ゴムを外していきました。中には輪ゴムが外れないと泣いている子もいましたが、ぴんちゃんさんは「ほら、こうやって外していったら?」と丁寧に助言して子どもに外させていました。

そして、自分が作ったTシャツに着替え、参加した学生も染められた長袖のシャツを貸してもらって着替えました。「さあ、これから洗濯だ~!外に出て~!」という声がけで、みんなが園庭に集合しまし、シャワータイムが始まりました。

そうなんです。洗濯というのは、Tシャツを着たままぴんちゃんさんから放たれる水を浴びながらの洗濯!キャッキャッ言いながら逃げ惑う子、「気持ちいい~!」と言って近づいていく子・・・さまざまです。

びしょびしょになって園庭も水浸し。もちろんうちの学生もびっしょびしょ!

その水たまりにぴんちゃんさんが、これも以前作った透明なゼリー状の球体が入れられ、宝探し&どろんこ遊びが始まりました!

同じデザインはひとつもない、カラフルで綺麗な自分だけのTシャツが完成しました!

活動終了後に、ぴんちゃんさんが学生に対して、今日の振り返りをする時間を作ってくれました。

そこで、「暑いからと言ってクーラーの効いた部屋の中にいるのではなく、外でずぶ濡れになったら涼しかったでしょう!?気持ち良かったでしょう!?そういうことをみんな知らないんですよ。」「世の中便利になってしまって、輪ゴムすら使ったことのない子どもが増えていますね。そして子どもができないからと言ってすぐ親がやってあげるんですよ。」「とにかく何でも自分でやらせること。いろいろなことを体感させることが大切なんです。」とぴんちゃんさんからお話を聞くことができました。

参加させてもらった学生からのコメントです。

水遊びを通して、芸術士さんが、子どもがやった事がないことを好きなように体験させていたことに感激しました。そうすることで、子どもたちの喜怒哀楽が表れ、成長するんだよとおっしゃっていて、大変勉強になりました。自分も子どもの頃に返ったように、全身ずぶ濡れになり、楽しむことができました。

さすがベテラン芸術士・ぴんちゃんさんです。子どもたちの五感をフルに刺激する素晴らしい活動でした!貴重な経験をさせていただいたぴんちゃんさん、そして中野保育所の皆様、本当にありがとうございました!