こんにちは。保育学科の辻野です。
私は、10月21日(土)に讃岐おもちゃ美術館で、子どもたち(小学生・中学生)とその保護者を対象としたワークショップ「野菜で尺八を作ってみよう!ブルースさんに吹き方を教わろう!」を開催します。
これまで子どもたちに対していろいろなワークショップを行ってきました。しかし、今回の野菜を加工した楽器作りの企画は初めてです。先月、試作としてニンジンを使って穴をあけ、吹き口を切って成形し、音をしっかりと鳴らすことはできました。しかし、それを学生が加工して、本当に音を鳴らすことができるのか?を確認するために、学生たちに集まってもらいました。本番のワークショップで、私とともにスタッフとして子どもたちに加工方法や吹き方を教える役割の学生たちです。

まず、最近スーパー等で出回り始めた夏野菜のズッキーニを加工しました。筒状になるようにハンドドリルでズッキーニに穴をあけました。できるだけ穴がズッキーニの中心を通るように、両端から半分ずつ穴をあけて貫通させました。

その後、吹き口を目の細かい安全なノコギリで切っていきました。カッターを使えばよいのですが、本番で子どもたちが指を切る恐れがあるのでこのノコギリを使います。吹き口の微妙な角度によって、音がうまく鳴るか鳴らないかに大きく影響します。
さあ、加工したズッキーニを吹いて音を鳴らしてみましょう!
私もズッキーニは初めて吹きます。

しかし、残念ながらズッキーニは、思った程きれいな音が鳴りませんでした!あれれ、なんでだろう?これから原因を探って改良の必要があるみたいです。

そこで、ニンジンを使って再チャレンジ!
ニンジンは、ピーという大きな音が出ました。
学生たちも最初はヒューヒューと隙間風のような音でしたが、コツをつかんでくるとクリアな音が出始めました。

音がなれば、細い横穴もあけ、音階をつけます。
参加した学生たちは、ワークショップの補助をする際の加工手順、安全面、清掃、吹き方等の注意点も確認しながら、野菜の尺八づくりを楽しみました。
さて、本番のワークショップでは、子どもたちがうまく音を鳴らせるかな?