お知らせ
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【ご報告②】香川県障害者芸術祭2022作品展の様子:11/5飾り付け②

皆さん、こんにちは。保育学科の辻野です。

今日は報告②として、美術研究室の学生たちにも協力してもらって飾りつけをした2日目の様子をまとめてみました。

前日に展示メンバーの私、野辺信次氏(善通寺希望の家・生活支援主任)、千田豊実氏(美術作家)の3人で間仕切り壁を作り、作品をそれぞれ壁に立てかけておおよその配置を決めました。

そして、9時から飾り付けの2日目が始まり、展示完了を目指しました。

まず、鑑賞者の目線の高さとして1m40㎝に設定し、その高さに平面作品の縦方向中心に合わせ、フックを調節して引っかけていきます。作品が150点以上もあるため、間仕切り壁をすべて使用しても壁面に納まりません。そこで小さい作品は2段掛け、同じシリーズものであれば3段掛けもありとしました。2段掛けの場合は、1m40㎝の基準から下に10㎝、上に10㎝というように同間隔に設置していきました。

ある障害者施設では、「マスク」をテーマに、それぞれ作者が思い思いに紙で造形し、着色したり布を張り付けたりした作品がありました。天狗のようなマスク、抽象的な文様が一面に描かれたマスク、カラフルな色で動物をイメージしたようなマスク等16点が出品されていました。

それらのマスク作品は、直角に設置した2面の間仕切り壁に学生たちが上下に広く空間を取りながら配置してもらいました。

このような段ボールや色のついた和紙を使った抽象的なレリーフの作品群6点もありました。これらの作品もある施設でテーマを決めて作ったようです。

ある程度作品が掛けられたら、次は、それぞれの作品のキャプション(タイトル、作家名、施設名等が記載された札)を貼っていきます。

作者と作品を間違えないように、タイトル、作家名が分からない作品は、写真入り作品ファイルで確認していきます。これは大切な仕事です。

同じテーマで製作した作品群のキャプションは、見苦しくないようにまとめて貼りました。

スポットライトを天井に設置して、それぞれの作品をより美しく際立たせるためにライティングをしました。

最後に、微妙に傾いた作品の水平を修正していきます。

会場入り口には、英明高等学校と特別支援学校がコラボして作った完成度の高い巨大なオブジェ「キラリちゃん」とカラフルな看板が設置され、華やかに演出してくれました。

16時頃、ようやく飾り付けが終了となりました。個性あふれる素敵な空間になりました。

さあ、これで準備は整いました。

本番の11月6日㊐・7日㊊の様子は。また報告しますので、お楽しみに!

辻野栄一(保育学科・教授)