8月26日(金)に第10回、27日(土)に第11回の保育体験ツアーを実施しました。27日は今年度最後の保育体験ツアーになります。今回も2日間の様子をまとめてお届けします!
※参加者・スタッフは抗原検査を実施して参加しています。
【8月26日(金):第10回目】
残暑は厳しいですが、朝は涼しい風が吹き、少しずつ秋が近づいてきたなと感じるお天気の中での実施となりました。

菊組さん(4歳児)は朝の集まりの後、新聞紙を使った遊びをしていました。少しずつ小さく折りたたんでいく新聞紙の上にどのくらいの大きさまで立てるか競争をしたり、破いてお友達に被せたり、新聞紙一枚で色々な遊びができます。高校生やスタッフも新聞紙をもらい一緒に参加して楽しみました!

梅組さん(3歳児)の室内遊びの様子です。室内遊びではブロックや折紙など子どもがそれぞれ好きなことをして過ごします。高校生も折り紙コーナーで遊んでいた子どもたちに誘われて、一緒に折り紙をしました。折り方が分からない時は子どもたちが教えてくれたり、折り方の本を持ってきてくれて一緒に楽しく遊ぶことができました。

りんご組さん(2歳児)は、2つのクラスが交替でプール遊びを楽しんでいました。今年の夏は暑い日が多く、プール遊びは何度も回数を重ねてきたこともあり、水と仲良しの子どもたちでいっぱいです。“水が掛かっても大丈夫!”と言わんばかりの子どもたちの笑顔と歓声に、拍手を送る高校生や学生スタッフ!みんなの嬉しそうな顔が印象的でした。その後、ちょっと戸惑いながらそして緊張しながらも、近くに来てくれる子どもたちの着替えのお手伝いをしました。日々の経験の積み重ねの大切さと、子どもとふれあうことの楽しさや嬉しさを十分に感じることのできる時間となりました。

振り返りでは今日の体験で嬉しかったこととして「子どもが○○してくれた」ということがたくさん出てきました。子どもが何かをしてくれた、頼られたというのは高校生と子どもの間に良い関係ができていたということです。半日という短い時間でも子どもと一緒に過ごす中で信頼関係ができたと感じることができます。保育の仕事は大変な部分もありますが、そうした嬉しさもたくさんあります。そうした保育の楽しさに気がついた一日となりました。
【8月27日(土):第11回目】
この日は朝から晴れたり曇ったり不安定なお天気でした。幼稚園に行くまでどんな活動をするか分からないな…と思いながら幼稚園に出発です。土曜日なので未満児クラスと以上児クラスの2クラスで保育体験をさせていただきました。

以上児クラスは朝の集まりの後、外遊びに行きます。最初は曇って涼しい風も吹いていたので園庭で遊んでいましたが、段々と晴れてきて水遊びにピッタリなお天気になり水遊びをしました。大きいクラス子どもたちの水遊びはとてもダイナミックです。思い切り遊んで、一緒に遊んでいたお姉さん先生の服もビチャビチャになりました。また、着替えの援助などを通して先生の手伝い過ぎない姿勢を知り、子どもたち自身ができるようにすることの大切さを学ぶことができました。

未満児クラスは園庭で砂遊びをしました。それぞれが自由に砂遊びをしていると、高校生が抱っこをしている子どもがなんとウトウトし始めて寝そうになりました。思わず驚いてしまいましたが、年齢が小さい子どもは生活のサイクルとして午前中でも睡眠が必要な子もいます。特に未満児クラスでは発達の差が大きいことを改めて感じることができた体験となりました。

振り返りでは子どもの年齢や発達による援助の仕方の違いについて話をしました。特に年齢が大きくなると子どもたち自身で解決する力も身につけるようになります。そうした力は日々の生活の積み重ねで徐々に身につくので、そうした力が育まれるように保育者は環境を整えます。保育者も人的環境のひとつとして援助の仕方も工夫していきます。今回の活動を通して、遊びだけではなく子どもの安全や健康に対する配慮も学びました。この経験を通してぜひ今後に繋げてください!

高校生の皆さん、ご参加ありがとうございました!