6月12日の日曜日に、毎年恒例となっている卒業生懇談会が開催されました。保育学科を卒業し、県内の保育施設で勤務されている先輩方に大学へ来ていただき、保育者としての勤務の実際や就職活動について、お話しいただくものです。まだまだコロナ感染症が落ち着かない中ではありましたが、検温や消毒、パーテーションの活用など十分な対策を講じながら、行うことができました。 当日は2部構成で、第1部では1・2年生合同で、4名の先輩から保育所、幼稚園、こども園と、各施設での生活の様子、勤務をして大変だと思ったことや、やりがいを感じたこと等をお話しいただきました。また、学生時代をどのように過ごすとよいか、今だからこそ思うことや就職活動として取り組んだことも具体的に話していただき、これからの大学生活で出来ることをしていこうという意識は高まった人が多かったようです。
第2部は、1年生と2年生に分かれ、1年生は卒業生の中でも10年近い経験を有する先生方から、ベテランならではの視点も取り入れてのお話を伺いました。ここでは、写真などの映像を見せていただきながらお話しを伺ったことで、子どもたちの姿や行事の実際等がより分かりやすかったようです。将来、共に働くかもしれない仲間としてのエールもいただき、これからの励みになったのではないかと思いました。 一方2年生は、8つのグループに分かれ、少人数で先輩方にいろいろ質問をしていく時間としました。そろそろ自分の就職先を絞り込んでいく時期となっている2年生だけに、質問内容もより具体的なものとなりました。それに対し、それぞれの先生方の経験から回答いただいたことは、少しでも不安や悩みの解消につながるものであったと思われます。
先輩方の姿を一つの目標として、これからの学校生活に取り組んでいってほしいと願う一日でした。
また、我々教員にとっては、各現場で活躍しているかつての教え子に会え、言葉を交わせる嬉しいひと時にもなりました。