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授業内容

2021年教育実習振り返り(後編②)

教育実習の振り返り、いよいよ今回が最終回になります。今回お届けするのは「子どもの成長を感じたエピソード」「保育者になる自分の成長を感じたこと」です!

 

ほとんどの学生が2回の教育実習を同じクラスで行います。後期に数ヶ月ぶりに子どもたちに再会した時に様々な場面で子どもが成長した姿を見ることができます。そのため「前期実習と比べて生活面や友だちとの関わりなど様々な場面で子どもの成長した姿を見ることができた」と話す学生が多くいました。その一例を紹介します。 

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Aさん:前期実習の時は平行遊び(一人遊びをしている子どもが複数同じ場所で遊んでいるものの、お互いの交流がない遊びの形態のこと)をしていることが多かったけれど、後期では友だちと一緒に遊ぶことが増えていて成長を感じました。

Bさん:登園後の片づけがスムーズにできるようになっていて子どもの成長を感じました。

Cさん:毎日自分の好きなものや家族としたこと、楽しかったことをたくさん話してくれました。

Dさん:前期実習では私から声をかけてもあまり反応せず遊びに集中していた男の子が、後期実習では自分のしている遊びを見せてくれたりその子から声をかけてくれるようになり嬉しかったです。

Eさん:前期と後期を比べると2週間という短い期間ですが、子どもたちが友だちのことを意識していて一緒に遊ぶことや話すといった関わりが深くなっていることを感じました。

Fさん:後期実習では子どもたちのできることが増えている様子や友だちとの関わりが増えていることを感じました。集まりに入れていない子がいると皆で入れるように声をかけたり友だちを大切にしている姿を見ることができました。

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最後に「保育者になる自分の成長を感じたこと」をお届けします!実習では学校の授業にも増して学べることがたくさんあります。できることを伸ばすこと、できないことをできるように取り組みこと、現場にいるからこそたくさん挑戦することができます。そうして挑戦することで保育者としての成長に繋がります。

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Gさん:子どもたちから「先生」と呼ばれることが素直に嬉しかったです。その言葉を聞くたびに子どもたちからすると自分は保育者なのだと再確認していました。始めはできなかったことを時間が経つとできるようになった姿を見て、小さな成長を感じると共に保育者としての接し方を学ぶことができました。

Hさん:実際に子どもたちの前に立ち保育を進める機会を多くいただいいたことで、授業で学んだ知識はあってもできないことを知ることができました。まだまだ保育者としてのスキルが未熟だと気付けたのでこれから保育の引き出しを増やしていけるようにしたいと思います。

Iさん:「全体を見る」ことの大切さに気づけました。これまでは個人や少人数の活動を見ることしかできず、全体での活動でも活動にゆっくりと活動に取り組む子どもに目を向けることが多かったのですが先生方のご指導のおかげで早くできた子どもを褒めることの大切さ知ることができました。早くできた子どもを褒めることで他の子どもたちの頑張りに繋がることに気づけました。

Jさん:実習を通して積極的に挑戦できるようになれたことです。始めはどのタイミングで援助に入ればいいか分かりませんでしたが、実習を通して自分でタイミングを判断して行動に移せるようになりました。

Kさん:子ども同士のトラブルなど始めは担任の先生にお任せするばかりでしたが、それぞれの話を聞いて子どもの気持ちを代弁するようになるなど少しずつ子どもと関わることができるようなったことです。

Lさん:子どもの言動からその子が何を思っているかが少しずつ分かるようになったこと、見守るべき部分としっかり関わる部分を先生に質問しながらではありますが少しずつ理解して発達段階に応じた関わりができるようになったことです。

Mさん:子どものことを見守る援助を少しずつ意識できるようになりました。すぐに援助せずに見守ることで子どもの「自分で出来る」場面に気づくことができました。

Nさん:状況に合わせて声量や声色を変えることを意識しました。また、前向きな声かけをすると子どもの姿も変わり自分の自信にも繋がりました。

Oさん:子どもが園生活を楽しみ、過ごしやすくするために考えて、今の自分・保育には何が必要か考える機会が多くなりました。

Pさん:子どもにとって一番大切なことは何か、子どもたちが楽しいと思える声かけの仕方は、不安なこと考え次の日に活かせるようにしました。実習前は自分自身の不安が大きかったのですが、自分の失敗も次の日には改善できるように意識することで不安を少なくすることができました。

Qさん:その時の状況に合わせて声量や声色を変えることを意識しました。また、前向きな声かけをすると子どもの姿も変わり、自分の声かけで子どもの様子が変わったことは自信に繋がりました。

Rさん:実習中は大変と思う時もありましたが日々の日誌の大切さに改めて気づいたり、子どもの笑顔や成長する姿をみると疲れを忘れて子どもたちとのかかわりに夢中になれるようになったところは成長したのかなと感じます。

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2年生は実習を通してたくさんのことを経験しました。その経験を通して成長することができ、保育者としての心構えや子どもに寄り添う気持ちをより持てるようになったのかなと思います。実習で得たことや保育学科で学んだことを活かして素敵な保育者になってください。