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キャンパスライフ

香川県シェイクアウト(県民いっせい地震防災行動訓練)に参加

皆さんこんにちは。今年も残り2カ月を切りました。そろそろ1年を振り返る時期に入りますね。

コロナ禍での新しい生活様式が日常となる中、今年も、地震や台風による水害等の自然災害が全国各地で発生しました。香川県は比較的災害が少なく住みやすい地域と言われていますが、皮肉にも、防災に対する危機意識が薄く、災害に弱いのではないかと懸念されています。そこで、今後30年以内に70~80%の確率で起こると言われている南海トラフ地震への備えについて、様々な場面で周知・広報がなされています。

本学では、11月5日 午前10時より、香川県シェイクアウトに参加しました。地震発生を想定し、身を守るための3つの安全確保行動(Drop! Cover! Hold on!)をとる訓練です。大規模地震の発生時には、まずは、自らの身は自らで守る“自助”が大切です。新型コロナの話題が先行する昨今ですが、そのような危機的状況でも、自然災害は待ってはくれません。また、科学技術が発達したとはいえ、すべての自然災害を未然に防ぐことはできません。だからこそ、「被害をいかに軽減するか」という防災・減災への事前の対策が必要だと思います。

(提供元 香川県)

(提供元 効果的な防災訓練と防災啓発提唱会議)

 

授業中、地震が発生したとのアナウンスを聞いた学生は、すぐさま机の下にもぐります。そして、しばらくその姿勢を保ちます。机の下は意外と狭く、結構窮屈。もし、長時間の揺れが続いた場合、この姿勢をキープできるか、ちょっと不安。

揺れがおさまったとのアナウンスで、もとの座席に着席。高松市危機管理課の方から、約15分間、地震と風水害への備えについてご高話をいただきました。大事なことは、ちゃんとメモをとっていますね。

もし、保育者として仕事をしているときに災害が発生したら、子どもたちの命をどのように守ればよいのか。日頃から様々な想定をして、繰り返し訓練を行い、いざという時に備えておかなければならないと思った」

「実際に災害に遭遇したらパニックになると思う。とっさに今回のような行動をとれるか、家庭の備蓄品は3日分以上確保できているのか家具の転倒防止対策が図られているのか、正直不安。自分自身の災害への心構えや、家庭での防災対策を改めて見直したい」

「災害時は、まずは自分の身を守ること、また、人の命を助ける・互いに支え合う“共助”も重要であることに気付くことができた」

「本学が、津波避難ビルに指定されていることを知った。春日川がすぐ横に流れているので、高松市のホームページで洪水ハザードマップを確認しておきたい」

などの感想が寄せられました。

このように、今回の訓練は、防災・減災への意識を高めるきっかけになりました。

今回の訓練で得た知識や体験を自分の中だけにしまい込まず、家族や親しい友人に伝えて一緒に考えたり、非常時のさらなる準備を整えるなど、これからに備えてもらえることを願っています。そして、防災・減災への意識を高めるだけでなく、災害時には地域の一員として、すなわち“共助”の担い手として活動するという自覚も持って欲しいと思っています。