お知らせ
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1年生が医療用ガウンを製作

新型コロナウイルス感染症感染防止対策に伴う 新しい生活様式を実践して、はや1年半。保育学科では、医療従事者の皆様に手作りの医療用ガウン(代用品)を贈るプロジェクトを発足させ、昨年6月下旬からガウン製作に取り組んでいます。このプロジェクトは、「医療現場の皆様のお役に立ちたい。地域の困りごと解決に少しでも協力したい。」という学生の想いと、「ガウン製作は、家庭内での感染防止や防災教育につながるとともに、学生が将来活躍する保育現場でも活用できる。」という教育現場の想いが合致し、形となりました。趣旨に賛同した教職員有志も加わり、社会貢献と教育の両面で意義ある活動となっています。これまでに作ったガウンは、なんと総計1,000着!今年3月までに、香川県医師会様に寄贈しました。

香川県内では陽性者数が減少しているとはいえ、油断はできません。4月以降もガウン製作は継続中です!新型コロナウイルス感染症 に不安を抱きつつも、感染拡大防止に努めながら可能な限りの経済活動を行う日々は、これからも続いていきます。ガウン製作は、これまで以上に感染防止対策に努めなければならない、気を緩めてはならないと、自分自身に言い聞かせることにも役立っているように思います。

今日は、保育学科1年生がガウン製作に取り組みました。机上消毒と手指消毒、マスクを着用し、いざ作業開始!ガウンは、ポリ袋と養生テープを利用して製作します。「感謝の気持ちを込めて、丁寧に」を心がけての作業です。ポリ袋にしわが寄ったり、切り口がギザギザになったりして、意外と難しい・・・。養生テープでポリ袋を貼り合わせるとき、空気が入らないようグループで協力します。

着用したら、こんな感じです。ポリ袋なので、どうしても内に熱がこもって、長時間着用するとうっすらと汗が・・・。医療や福祉の最前線で働く皆さんは、目に見えないウイルスだけでなく、この暑さとも戦いながら、エッセンシャルワーカーとして私たちの生活を支えてくださっているんですね。感謝しても感謝しきれません。

先日、ある学生が話してくれました。

友達とみんなで食事に行って楽しくおしゃべりしたい!

思いっきり遊びたい!

でも、できない・・・。

モヤモヤした気持ちを抱えながら、もう嫌だ!と、弱音を吐きたくなることもある。でも、私だけが辛いのではなく、みんなも同じ。そして、今すぐに、コロナ前の生活に戻れないことも分かっている。だからこそ、この現状を受け入れ、今の自分にできることを精一杯やるしかないんです。ガウン製作を通じて、私たちの生活を支えてくださっている医療従事者の皆さんに感謝の気持ちが伝わればいいなと思います。

とってもあったか~い言葉ですね。