本日は音楽第1研究室の研究室活動の様子をお伝えします。
6月25日の研究室活動では自分たちで作った紙芝居の発表会を行いました。
紙芝居を作り研究室の仲間の前で披露する…文章にすると簡単に聞こえますが紙芝居の製作、発表の練習など時間をかけて準備した成果の発表です。
同じ研究室の仲間への発表ですが、子どもの前で披露する気持ちで行います。
今回は「A4サイズの厚紙に色鉛筆で色塗りをした8~16枚の紙芝居を作る」という条件のもと紙芝居を作りました。絵本や歌からヒントを得て題材を選び、個性あふれる紙芝居がたくさんできました。
まずは2年生の発表ですが…始まる直前に「2年生は紙芝居の前後に導入とまとめをしてね」と先生に言われます。
実際の保育現場でもただ紙芝居を読むだけではなく、生活の流れや前後の活動との繋がりを持ちながら紙芝居を読むことが多いので導入とまとめは大切な部分です。
突然導入とまとめをすることになった2年生。「えーっ!?」と動揺しますが自分の番になるとどういう場面でこの紙芝居をしたいのかを考え、これまで保育学科で学んだことを活かしながらすぐに対応していきます。
歌の歌詞に沿った紙芝居や子どもと一緒に歌いながら出来る紙芝居など題材選びにも工夫が感じられました。
続いて1年生です。季節に合った話、生活習慣についての話、物語など様々なジャンルの紙芝居の発表となりました。
今日は紙芝居を読むだけですが、緊張している様子が伝わってきます。そんな1年生に対して2年生が積極的に「絵上手いね!」「読み方上手だね」と良いところを伝えていたのが印象的でした。
途中で止まったりめくる順番を間違えたり失敗する場面もありましたが、発表者を褒める学生たちのおかげで優しい雰囲気のまま活動を終えることができました。
今回作った紙芝居は一般的な紙芝居よりも小さいサイズですが、紙芝居をする人数によってはこの大きさでも十分です。この紙芝居も研究室活動の課題だけではなく今後の実習などでも使うことができます。