
こんにちは。保育学科の辻野です。今週、1年生の「探究活動」の時間を利用して、特定非営利活動法人アーキペラゴ・代表理事である三井文博様を講師としてお招きし、アーキペラゴが行っている「芸術士活動」の理念と活動について詳しくお話を聞くことができました。

アーキペラゴが設立されたのは2009年。その年から高松市で「芸術士派遣事業」が始まりました。もう16年になるのですね。絵画や彫刻、音楽やパフォーマンス等、いろいろな分野のアーティストが芸術士として保育所・こども園・幼稚園に派遣されて、普段の保育現場では体験できないような場を提供しています。今年、これまでの活動を「可能性の育み 芸術士 アーティストと子どもたち 15年の歩み」という本にまとめられて出版されました。
アーキペラゴの活動は、イタリアのレッジョ・エミリア市で行われている幼児教育法を基本理念として、子どもたち一人ひとりの価値観や個性を尊重して、自由な発想と想像力を最大限に引き出すことをサポートするのが芸術士であることを熱く語っていただきました。
講演の後半は、私からこれまで保育学科の学生が、芸術士活動の実際の現場に参加させてもらった記録を見せながら、芸術士さんによっていろいろなタイプの手法があることについて話を進めていきました。

学生たちは、感心したり、「ここまでやるか!」とあっけに取られたりで熱心に聞いてくれました。
今後、学生たちが「探究活動の時間」を利用して、芸術士活動に参加させてもらい、子どもたちと触れ合える経験を積み重ねていってくれることを期待しています。
NPO法人アーキペラゴの三井様、これからも芸術士派遣事業がどんどん広がっていくことを応援しています!お忙しい中、学生たちに詳しく説明していただき誠にありがとうございました!