ビオトープの看板に覆いかぶさるように生えている木があります。
よく見ると
可愛らしいどんぐりがいっぱい実っています。
今日は、『どんぐり』についてご紹介します。
どんぐりの実と呼ばれている部分は、正確には「堅果(けんか)」と言います。堅果は、堅く乾燥した果実で、樹種により大きさや色味が異なり、球形に近いものや細い楕円形など様々です。花が咲いた後に、その年にどんぐりが成る「1年成」と翌年に成る「2年成」があります。
どんぐりの「ぼうし」や「はかま」と呼ばれている部分は、「殼斗(かくと)」と言います。殼斗も、うろこ状や横縞模様、イソギンチャク(トゲ)のようなものなど樹種により特徴が異なります。
どんぐりの日本固有種は22種で、秋の味覚としてよく知られている栗も、どんぐりの一種です。
早い実はもうどんぐりころころしています。
ビオトープで小さい秋を見つけてみてください。