ホタルの飼育水槽

ホタルの成育に使う水槽を紹介します。

水を入れた水槽にエアーポンプを入れ、水温が上がり過ぎないように扇風機で風を水にあてます。その中に、卵から孵化したホタルの幼虫を入れます。


水槽には、カワニナの稚貝を入れています。ゲンジボタルのエサは淡水にいる巻貝のカワニナだけです。もし、稚貝のカワニナがなく、成長したカワニナを入れると、ホタルの幼虫はカワニナを食べようとしますが、大きな貝は力が強いので、貝の中に巻き込まれて死んでしまう幼虫が増えてしまいます。そこで、大きな貝は貝を割って、身だけ水槽に入れておくと、巻き込まれずに食べることができます。


これは、少し成長したホタルの幼虫を入れる水槽です。水を循環させ、酸素を確保しています。暑い時期は、この水槽にも扇風機を使い、水温が25度~26度以下になるようにします。
ホタルも暑いのが苦手なんですね。みなさんも、残暑が厳しく日中は暑い日が続きますが、体調管理に気をつけて、残り少ない夏休みを満喫しましょう。


次回は、カワニナを紹介する予定です。