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基礎演習Ⅱで模擬面接指導を行いました(1月19日)
1月17日、厚生労働省と文部科学省が、平成29年度大学等卒業予定者を対象とした平成29年12月1日時点での就職内定率について公表しました。この調査は、両省が抽出した112校(6,250人)を対象に実施したものです。
ここで、調査結果の概略を紹介しましょう。大学生の就職内定率は86.0%(前年同期比1.0ポイント増)と、平成9年3月卒の調査開始以降、同時期で過去最高となったそうです。短期大学の内定率も上昇し、75.4%(前年同期比2.8ポイント増)でした。一方、専修学校(専門課程)の内定率はやや低下し、68.9%(前年同期比1.8ポイント減)でした。この結果を受けて、厚生労働省は「景気が緩やかな回復基調にあり、企業の採用意欲が高まったことに加え、人材獲得競争の激化で内定を出す時期が早まった」と分析しています。ちなみに、本学秘書科は、現在、上述の全国値を約10ポイント上回って推移しています。
さて、就職活動において人材獲得競争が激化するということは、学生にとっては“売り手市場”になるため内定を得やすいと考える人もいるのではないでしょうか?しかし、現実は、そう甘い話ではありません。就職戦線を勝ち抜いて複数の企業から内定を得ている学生と、幾度となく筆記試験や面接を受けてもなかなか内定を得られない学生に二極化しているのが現状です。どの企業も、履歴書やエントリーシートの内容だけでなく、筆記試験や面接試験にも独自の工夫を凝らし、人材を見極めています。とりわけ中小企業にとって厳しい採用活動ではありますが、生産性の向上が図れる優秀な人材でなければ、たとえ採用人数に欠員が生じたとしても採用しないのです。
秘書科では、就職活動に自信を持って挑めるよう、入学当初から「基礎演習Ⅰ」(1年生前期)および「基礎演習Ⅱ」(1年生後期)において、就職活動に向けた対策を行っています。本日、サービス実務コースでは、表情、立ち方、歩き方、座り方、お辞儀の仕方、入退室の仕方などの立居振舞を中心とした面接練習を行いました。日本経団連では、採用情報の公開が3/1から、選考開始が6/1からと定めています。採用情報の公開時期まで残りわずかですが、学生は、志望企業の選択、筆記試験対策、履歴書やエントリーシート等の作成、模擬面接等を行い、余裕を持って就職活動をスタートできるよう準備しています。 |
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