ホタルが産卵しました

ホタルを増やすため、飼育箱にオスとメスを2対1の割合にしてスポンジ片を入れて産卵を試みました。ホタルは6令幼虫から、水以外餌は食べないので、霧吹き等でスポンジに水分をかける程度で管理できます。スポンジは、ホタルが卵を産み付けるコケの代わりになり、ホタルの飼育の重要なポイントです。(コケは、常に水分を含み、卵が乾燥しないよう保護します)無事にホタルが産卵しましたので、次回更新日に、スポンジのアップ写真を掲載する予定です。
また、飼育箱の上にはカワニナを飼育する水槽を設置しています。ホタルの餌は淡水域にいる巻貝カワニナだけでホタルが孵化した後に、この水槽に放します。カワニナの餌は、野菜、果物、煮干しなど雑食で、人が流した残菜を食べて増えていきます。この水槽では、水循環器とエアーポンプを使い、水の流れと酸素を確保しながら、扇風機で水温を25~26度以下に保つ工夫をしています。ゲンジボタルやカワニナの生育条件を整えることが、ホタルを増やすポイントとなります。