ビオトープ

ビオトープとは、動植物が生息する空間。本学2号館南側広場を利用し、造成しています。
教員を目ざす学生は、豊かな自然体験ができる教育環境が不可欠であり、また、管理・活用のノウハウを習得しておくことが求められていることから、発達科学部の学生を中心としたチームビオトープを編成し、学生、教職員、協力者(業者、地域住民、その他)等による協働作業を行い完成を目指しています。
ビオトープには、導入する淡水魚、水生昆虫、水辺の植物等の採集・育成に学生が関わっています。
近隣小学校教員や地域住民から造成の専門的知識・技能の指導を受けたり、環境改善への取り組みを発信し、地域との交流を図ります。

2012年8月

ホタルの成育に使う水槽を紹介します。

水を入れた水槽にエアーポンプを入れ、水温が上がり過ぎないように扇風機で風を水にあてます。その中に、卵から孵化したホタルの幼虫を入れます。

水槽には、カワニナの稚貝を入れています。ゲンジボタルのエサは淡水にいる巻貝のカワニナだけです。もし、稚貝のカワニナがなく、成長したカワニナを入れると、ホタルの幼虫はカワニナを食べようとしますが、大きな貝は力が強いので、貝の中に巻き込まれて死んでしまう幼虫が増えてしまいます。そこで、大きな貝は貝を割って、身だけ水槽に入れておくと、巻き込まれずに食べることができます。

これは、少し成長したホタルの幼虫を入れる水槽です。水を循環させ、酸素を確保しています。暑い時期は、この水槽にも扇風機を使い、水温が25度~26度以下になるようにします。
ホタルも暑いのが苦手なんですね。みなさんも、残暑が厳しく日中は暑い日が続きますが、体調管理に気をつけて、残り少ない夏休みを満喫しましょう。

次回は、カワニナを紹介する予定です。

スポンジに産卵したホタルの卵を紹介します。写真も、前年に比べてわかりやすいように大きくしています。

ホタルが産卵した後の卵は、透き通ってキラキラと柔らかいが、表面はだんだん硬くなり、茶色っぽくなります。
約3週間で、黒カビが生えたように黒っぽくなり、中で幼虫が育っている様子が見えるようになります。

4~5週間後、下の写真のように1.5~2.0mmの1令幼虫が孵化します。人が少し手を貸すだけで、産み付けられた卵は、すべて幼虫に孵化させることができます。

幼虫は餌を求めて、スポンジの下にある水中に入ります。自然界では、幼虫が入水する段階でホタルの数が減ります。

入水したホタルを稚貝がいる水槽に移してやります。卵の孵化が始まると、毎日、スポンジの水槽から孵化したホタルの幼虫を、稚貝がいる水槽に移します。
写真は6月26日に撮影しました。スポンジによって産卵時期が違うため、様々な時期の写真が撮影できました。

次回は、ホタルを育てる水槽を紹介します。

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