ビオトープ

ビオトープとは、動植物が生息する空間。本学2号館南側広場を利用し、造成しています。
教員を目ざす学生は、豊かな自然体験ができる教育環境が不可欠であり、また、管理・活用のノウハウを習得しておくことが求められていることから、発達科学部の学生を中心としたチームビオトープを編成し、学生、教職員、協力者(業者、地域住民、その他)等による協働作業を行い完成を目指しています。
ビオトープには、導入する淡水魚、水生昆虫、水辺の植物等の採集・育成に学生が関わっています。
近隣小学校教員や地域住民から造成の専門的知識・技能の指導を受けたり、環境改善への取り組みを発信し、地域との交流を図ります。

2011年6月

せせらぎの中をのぞいて見ると、生き物が、うじゃうじゃ。その正体は・・・

 

 3月6日にビオトープ開きを開催した時に、ホタル放流用のコップにメダカが入ってたラッキーな参加者がいたはずです。10匹にも満たない数でしたが、せせらぎで繁殖し、稚魚が大量に産まれました。ロープの中には入れませんが、ウッドデッキに上がれますので、そこから水を覗き込んでみてください。たくさんの稚魚を観察することができます。
 また、せせらぎの岩には、放流したカワニナの子どもも繁殖していました。ホタルの幼虫も同じ時期に孵化し、カワニナの子どもを食べて成長します。
 せせらぎの中には、アメンボも観ることができました。みなさんも、ぜひ覗きにきてください。

蒸し暑い毎日が続いていますが、お変わりあまりせんか。ビオトープは、植物が元気に成長を続けています。現在、ホタルは2~3匹飛んでいます。

それでは、みなさんお待ちかねの、6月10日に行われた、ホタル観賞会「ホタル驚きセミナー」の○×クイズの解答を発表します。

ホタル○×クイズ解答
1.ホタルは、山奥の清流(きれいな水が流れている)に住んでいます。
(×) ホタルといえば、ゲンジボタルをさすことが多く、ゲンジボタルの
餌であるカワニナは、清流にはいません。カワニナは、人間が出す
残菜を餌にしているため、人家の近くの水路にたくさんいます。
ゲンジボタルは、人間の隣に住んでいるのです。

2.世界には、約2,000種類のホタルがいます。
(○) その内、約30種類が北海道から沖縄に住んでいます。
3.ホタルの仲間は、幼虫時代には水中で暮らします。
(×) 幼虫時代に水中で暮らすホタルは、ゲンジボタルとヘイケボタルの
他に2~3種類いるだけです。ほとんどのホタルは、一生陸上で生
活します。

4.ゲンジボタルは、卵のうちから幼虫、さなぎ、成虫までずうっと光ります。
(○) 弱い光ですが、卵の時代から光ります。4月、光ながら上陸する
幼虫の幻想的な様子をぜひ観てください。
5.ゲンジボタルは、草(ホタルグサ)や笹の葉の裏に卵を産み付けます。
(×) 石垣や土塀、木などに生えているコケ類に卵は産み付けます。
コケ類は常に水分を含み、卵の乾燥を防いでくれます。コケ類
の生えていないところでホタルは増えません。

6.ゲンジボタルは、毒を持っているので天敵がいません。
(×) 幼虫は、体の両側から毒の出る角を出して身を守りますが、ヒルに
はかないません。陸上では、クモの巣に引っ掛かって命を落とします。

7.ゲンジボタルは、オスの体の方が大きいです。
(×) オスの体長は約15ミリ、メスは約20ミリもあり、メスの方が大きいの
です。長さだけでなく、幅も広いので断然大きく感じます。

8.ホタルは、甘い水が好きです。
(○) 成虫の命は、オスもメスも2週間たらずで、水だけしか飲みません。
水にハチミツを混ぜてやると3週間ほど生きているそうです。甘い水
の方が長生きできるようで、好きと言っていいのかもしれません。

9.ゲンジボタルの幼虫は、水温が30度でも生きられます。
(×) 幼虫が住むことのできる水温は、摂氏5度から21度です。25度
以上になると生きずらく、30度では死んでしまいます。大学では、
水の循環と水深の深い部分を作ることで、水温の上昇を防いでいます。

10.ゲンジボタルが減った原因は、水路を3面コンクリートにしたからです。
(×) 減った原因は強い農薬で、カワニナがいなくなったことです。最近の
農薬は、田園から水路に流れ出すころには、生物に影響しないよう
に改良されています。コンクリート水路は、カワニナにとっては貝殻に
必要なカルシウムが豊富で絶好の住処なのです。現にカワニナは、
栄養豊富なコンクリート水路ではたくさん増えています。そこに幼虫
を放流してやれば増えると思いますが、周囲がアスファルトの道路では
上陸しても土にもぐれないという問題があります。

みなさん、全問わかりましたか。ちなみに、私は6問正解でした。。。(泣)

ホタルの成育の3要素として、「餌、水温、産卵のためのコケ」が大切です。今年のビオトープでは、産卵のためのコケが課題となりましたので、今後検討し、コケが生える環境を整備していきたいと思います。

6月10日(金)18時30分から、「ホタル観賞会」を開催。あいにくの雨模様の中、家族連れや学生、教職員ら約300人が参加しました。

 ホタルのことを知ってもらおうと、「ホタル驚きセミナー」を開催。○×クイズ形式でセミナーが進み、子どもも、大人も知らないことがたくさんあり、全問正解者は数名のみ。当日のクイズを掲載しますのでぜひ挑戦を!(回答は後日)

●ホタル○×クイズ
 1.ホタルは、山奥の清流(きれいな水が流れている)に住んでいます。
 2.世界には、約2,000種類のホタルがいます。
 3.ホタルの仲間は、幼虫時代には水中で暮らします。
 4.ゲンジボタルは、卵のうちから幼虫、さなぎ、成虫までずうっと光ります。
 5.ゲンジボタルは、草(ホタルグサ)や笹の葉の裏に卵を産み付けます。
 6.ゲンジボタルは、毒を持っているので天敵がいません。
 7.ゲンジボタルは、オスの体の方が大きいです。
 8.ホタルは、甘い水が好きです。
 9.ゲンジボタルの幼虫は、水温が30度でも生きられます。
 10.ゲンジボタルが減った原因は、水路を3面コンクリートにしたからです。

 セミナーでは、「甲虫類は、内側のうすい羽が水にぬれると飛びづらくなる。しかし、雨の場合は、雨の観察方法があるので楽しんで。」との説明があり、子どもたちは、早速雨の中の散策、観察を楽しんでいました♪
 来年は、ホタルの数を増やし、たくさんのホタルが優雅に飛ぶ姿をぜひ皆さんに観てもらいたいと思っています。

 

3月6日のビオトープ開きで、参加者の皆さんと一緒にゲンジボタルの幼虫500匹程を放流しました。4月18日、22日には、たくさんの幼虫が上陸する姿を確認しましたので、程なく成虫となり、あの懐かしい幻想的な”淡い光”が観られるのではないかと期待しています。
そこで、次のとおり「ホタル観賞会」を開催いたします。ホタルに関心をもっていただき、たくさん飛ぶ環境づくりにご協力いただきたいと思います。お忙しいとは存じますが、ご家族皆様でご参加くださいますようご案内申し上げます。

1.日 時 平成23年6月10日(金)18:00~
2.場 所 高松大学2号館南側ビオトープ
3.内容等

 (1)  受 付         18:00~     2号館南玄関
 (2)  「ホタル驚きセミナー」 18:30~19:30 2101講義室
 (3)  ビオトープ散策(説明)19:30~20:00 綿菓子プレゼント
 (4) ホタル観賞        20:00~22:00

4.参加費 無料
5.その他
(1)高松大学へは、東門からお入りください。乗用車は第6駐車場に、自転車は自転車置き場に止めてください。キャンパスマップをご活用ください。学内は学生がご案内します。
(2)セミナーに参加して、「ホタル博士」になりましょう。

ホタルが5月30日(月)あたりから飛び始めました。まだ2~3匹ですが、気温、湿度が上がるとどんどん増えると思います。
また、ボダイジュの花がほころび始め、水生植物も根づいたようです。キシュウブ、スイセン、コウホネの花の他、アサザやイグサも小さなかわいい花を咲かせています。

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